ザ・リレー逃走中【高級ホテル編】

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500文字以下 30人リレー
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  • 逃走中
  • パロディ
  • 逃走者増やすのあり
  • 自由に続きを書いて
1人目

今回のゲームマスターを務めるのは、この小説の作者でもある "イカス"

(イカスは悪いやつだから、難しいミッションをたくさん出す!)

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ゲームに挑むのは、11人の逃走者達!

果たして、11人の逃走者達は、3時間の激闘を制し、賞金を獲得する逃走者は現れるのか…!?

そして、舞台となるのは "高級ホテル"
部屋の中に入ることも可能だ。
部屋をうまく使えば、逃げ切れるかもしれない。

~逃走者~

吉田公 (運動神経がいいおっさん)
渡辺しんほ (運動が嫌いな女芸人)
ラブくん (運動神経抜群の最強ジャニーズ)
リレキン (今話題のYouTuber)
田中卯之助 (運動神経が悪い中学生)

2人目

難波田千恵美 (大阪のおばちゃん)
池野ひな (かくれんぼ大好きな幼稚園児)
ワンダフル (IQ200のゴールデンレトリバー)
中西海子 (89歳のおばあちゃん)
首塚玉竜 (網走刑務所からの脱獄者)
レイヴン・ブルーム (謎の暗殺者)

以上の11名が今回の参加者である。

3人目

難波田千恵美「ホンマに怖いで…」
大阪のおばちゃん 難波田千恵美は、怖がっている…
リレキン「ハンター放出されたっぽい!」
ハンターが放出されたことに気づく、リレキン。
ラブくん「えー!?」
それを聞いて驚くラブくん 中西海子「マジですか?」
ラブくん「俺も逃げた方がいいかなぁ……」
ラブくんも逃げようか迷う…
そんな近くにハンター!ラブくん「やべっ!見つかった!!」
慌てて逃げるラブくんだが、その先に別のハンターがいるとは知る由もない。
ラブくん「もう無理だー!!」
ラブくん確保 残り10人 ラブくん「ごめんなさい〜」

4人目

吉田「ラブくーーーん!!」

携帯端末にラブくん確保と表示され絶叫するおじさん。

何を隠そうこの男、吉田公。重度のジャニオタだったのだ。

それもラブくんを最推しとする恋の虜(非公式だがラブくんのファンはそう自称する)である。

まさかジャニーズ最強とさえ言われる身体能力を持つ彼がいの一番にハンターに捕まるとは想像だにしていなかった。

それだけにショックは大きい。

吉田「なんということを……必ずオレが救い出してみせる!」

指が白むほど力む握り拳を震わせて神様的な何かに誓う。ミッションが解放されれば挑む。そうでなくても力づくで牢を破ろう、と。

復讐鬼おじさんが目覚めてしまった。


◇◇一方そのころ◇◇

ラブくん確保の報せを読んで目を丸くする女芸人がひとり。

渡辺「マジ!?」

渡辺しんほ。ここ数年テレビの仕事が減ってきて起死回生を狙おうと逃走中に出演したギリギリ芸人である。

賞金獲得候補とされていたラブくんが早速捕まる波乱の幕開けに驚きつつも

チャンス!

と自分が目立つ可能性にほくそ笑む。しかし……

ガチャリ。

と目の前のドアが開き、ハンターが現れた。

5人目

渡辺「嘘やん!?」
ハンターに気づいて全力疾走するが時すでに遅し。
渡辺「ぎゃああああ!!!」
あっさりと確保されてしまった。
渡辺「私、何もしてないんですけどぉ〜……」

リレキン「よしきた!僕に任せてくださいよ!!︎」
リレキンは自信満々だ。
彼は超有名のYoutuberであり、YouTubeチャンネル登録者数は日本トップクラスを誇る。
ゲーム実況動画では視聴者数が1億を超えることもザラにある人気者である。
そんな彼だからこそ、自分が活躍できる場所があると確信していた。
リレキン「じゃあまずはこの部屋に隠れますね……」リレキンは部屋の中へと入っていった。
リレキン「ふぅ、これで大丈夫ですね。」
リレキンは、隠れることに成功したようだ。

6人目

その頃…
池野ひな「私絶対逃げ切るもん!」
池野ひな「得意のかくれんぼの力で!!」
池野ひな。かくれんぼ大好きな幼稚園児。
隠れ術で逃走成功を図るようだ。
池野ひな「どこに隠れよう…あ!!」
池野ひな「この大きな木のとこに小さな倉庫ある!!」
池野ひな「よし!ここに隠れよー!」

小さな子だからとはいえ、観察力は鋭いようだ。

7人目

いっぽうそのころ
首塚玉竜とレイヴン・ブルームは悪だくみをしていた

8人目

首塚玉竜「ブルームさん‥ちょっといい提案があるんスけど…」
レイヴン・ブルーム「どうした?首塚」
首塚玉竜「実はですね……。」

9人目

と、今回の逃走者の中で特に悪党の2名が悪だくみをしているところに近づく、黒い影。

黒いサングラス、黒いスーツ、スキンヘッド。
見まごうことはない、逃走者の敵―――ハンターだ。
距離にして60m。死角にいる故、まだハンターは気づいていない。
が、通路を抜ければ間違いなく気づくだろう。

そして、彼らは不穏当な悪だくみへの執心のあまり、カレの存在に気づいていない。



残り時間は2時間40分。残り逃走者は9名。
その時だった――――。

「よし、始めようか。」
 ゲームマスターより逃走者へ、通達が送られた。



 プルルル、プルルル。
 ―――メールだ。
 最初に気づいたのは、吉田。

「『MISSION:残り140分になると、ハンターが3体解放される。解放されれば、ハンターの数は7体となる。阻止するにはホテルのレストランエリアにある鍵を拾い、大広間にあるハンターボックスの鍵を閉じよ。ちなみに、レストランに通常のハンターはいないし入ってこない。ただし、レストランには1人特殊ハンター「李書文」がいる。中国拳法の使い手でもある彼の動きはかなり素早いぞ。』―――だと?」

10人目

吉田:「えぇ、ハンター増えるのかよ…」

吉田公は重度のジャニオタおじさんだが、今はそんなことは関係ない。ミッションをクリアしなければ自分の命も危ないのだ。

吉田「でもこれは行くしかない!」

吉田は決意を固めレストランエリアに向かうことにした。果たして吉田は無事にミッションをクリアし、ハンターの解放を阻止することができるのか?残り時間は2時間40分。

一方その頃…

田中卯之助「どうしよう…俺、運動神経悪いから捕まるに決まってる…」

運動神経が悪い中学生の田中卯之助は、すでに恐怖で震えていた。彼の後ろにはすでにハンターの影が迫っている。

田中「ヤバい!」

ハンターに気付いた田中卯之助。ハンターが近づく音が大きくなる中必死に逃げる。しかし彼の足取りは重く転びそうになる度にハンターの影が迫ってくる。ハンターは凄まじいスピードで無情にも田中に追いつき、無言のまま彼を確保した。逃走者の携帯端末が鳴り画面に「田中卯之助確保」と表示された。涙を流しながら田中は連れ去られていった。これで残りの逃走者は8人となった。時間はまだ2時間35分も残っているが、ハンターの脅威は増すばかりだった…