貴方の事が好きだった、公爵令嬢は前を向いて強くなりたい

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  • 暴力描写有り
  • 性的描写有り
  • ファンタジー
  • 登場人物が死ぬの有り
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1人目

私は公爵の身でありながら、内気で泣き虫で皆から蔑まれている
弱くてイライラするし見ているだけで暗くなるとか言われて育った
お父様はそんな私に君は出来る子って沢山励ましてくれる優しい人だ
お母様の方は浮気して出て行ったきり帰って来なった
それでもお父様は帰ってくるのを待っている、それが良い事なの分からない

お父様は弱い人々を守る強い騎士、とても尊敬する。だから私はお父様みたいになる為に騎士団に入った。だけど周りの体力に追いつけずいつもビリで貧血で倒れたり筋肉痛で一週間動けなかったりとお父様は心配してもう止めようと言ったが私はめげなかった。だってお父様みたいになりたかったから

、、、それから三ヶ月
そんな私に痺れを切らした人はキレた
『足手纏いだ!憂鬱になるからもう来るな!』
『ひ!あ、、、ご、ごめ、、、ひっくうう、うあああぁあ』いきなりの事でパニックに大勢の前で大号泣した
『うわー公爵の身でありながら騎士になるくせに泣くの?』
『ここは弱い者が来る場所じゃない、周りの耳を貸すべきだ本気に君のせいで足を引っ張る自覚をしろ』
『泣いたら誰が助けに来るとでも?はぁ!?俺達は真面目にやってんだよ!出てけ!』
『違います、、、う、うぅ。ごめんなさい次はもっと頑張るからお願いし、、す』涙を止めようとする程涙が溢れた。

それから稽古が終わればすぐに片隅でひっそり息を殺しながら泣いて居た
出来るだけ誰にもバレないで迷惑かけないでいたいそうしていた時あの人が現れた。
『ねぇそこで何してるの?』
『ひぃ!、、、えっと』私はブルブル震えた
『あ、怖がらないで、貴方いつもここで泣いてるから気になってて、話しかけて良いのか迷ったけど平気?』
『う、うわああぁああ』もっと泣いてしまったそれは、初めてお父様以外に心配されたから驚いたのだ。周りは私の事を冷たかったから、だから不思議だった。
それから稽古の終わればいつもあの人に会う様になった

『いつも思ったけどなんで騎士団に入っているの?』
『あ、、、私、、、泣き虫で弱くて、、、だから自分を変えたくて騎士団に入った、、、けどもっと泣き虫になった、、、もう弱くて泣き虫で暗い自分が大っ嫌い、、、怖い事があればいつも身体は震える』
『私は、無理して強くならなくて良いと思うんだ、、、、だって騎士以外にも貴方しか出来ない事がいっぱいあるよ!それに貴方の泣き虫な所好きだから、、、気に病まないで』
『!、、、』赤面症だからすぐに顔が赤くなった。自分が恥ずかしい、でも自分のありのままが好きって言われて、自分を受け入れたみたいでとても嬉しかった。

初めて恋に落ちた。私、騎士として強くなってあの人を守れる存在になりたい心からそう思った

『ねぇ?え、、っとこれ喜んでくれる』真っ赤かでもじもじしながらバラのペンダント渡す『、、、!これって高い奴だよ良いの?』お父様から貰った大切な家宝のバラのペンダント、心から信頼している人だから
『うん!、、、受け取って欲しいの!』『ありがとう!』とても優しかった

そしてその人は他の人と結婚した
『めでたいねぇ』『二人共おめでとうと!』

『カミラは綺麗ですね好きですよ』と言いながら愛おしそうに撫でたあとにバラのペンダントをあげた『このバラのペンダント素敵ねケビン、、、好きよ』二人は抱き合った

『あのバラのペンダントってとっても綺麗ね』
『城が10個買える金額よ。男爵なのに良く手を出したわね』
『えぇ!一体どうやって入手したんだかしら、、、』

『、、、』

どうして、、、?

私は遠くで二人を眺める事しか出来なかった、本来はそこの場所は自分だったのに、、、
それにバラのペンダント、私があげた物と一緒だ
どういうこと?なんで、私には何も分からないよ

私は二人に近づいた
『!あ、、、あ、のペンダント』
ケビンは私を睨み、カミラは私を見るなり怯えてケビンの後ろに隠れた『!』
『誰なの?ケビン知ってる?』

『嘘つかないで!』

『カミラ先に行ってくれ』と言いうとカミラはどっかに行った
『待って話は終わっ、』
『ミレナ嬢よ俺達には会った事も一切接点なんて無かった良いね。もしまたカミラに会ったら容赦しない』私を脅す様に立ち去った。

気付いたら屋敷に飛び出していた、、、恋も大切な家宝も失って

あなたの泣き虫が好きって言ってくれた、、、だから自分の事を好きになれそうだった
本当は全て嘘だった、私が勝手に恋に落ちて思い込んでいた自分はなんて無知だったんだろ

本当は我儘を言うとあの人に愛されたかった遠くで見る自分は寂しかった苦しかった悲しかった
あああ泣き虫で弱い自分が嫌いだ

私は街の中で走るうちに転んで血だらけになった『きゃ、、ううぅ、』
『誰だ!この夜中で何してる!』
『あ、、、』幼馴染で稽古仲間のケミだ。また怒鳴られる、、、
『ち!おまえか、、、て!怪我してるじゃないか!』
『だ大丈夫、、でひく』いきなり心配されて驚いた
『全然大丈夫じゃねぇよ!足は血だらけで顔はぱんぱんに腫れ上がっているし、さすがに放っておかねぇよ』
強制的に私はおんぶされてしまった
近くの座れる池で手当てされた。
『たくよ、こりごりだぜ』と言いながら心配な顔している
『あの、、、お金どれぐらい必要でしょか?』
『お金なんていらね〜てか何があったんだ』真剣な顔で私をじっと見る
『、、、えっと好きな人が』戸惑いながらも答えた
『誰だよ!好きな奴って』恐ろしい怖い顔で睨んだ『ヒィ』ビクビク震えた
ケルは私と同じ公爵で対立している、何故か私に親しい人が出来ると、必ずキレて碌な事がない親しい人去るのがほとんどだ。だから話したく無かったのだ
私はケルから離れる為池に近づいた
『、、、ごめん、、、なさい私、、、』
『おい話は終わってないぞ、何する気だ』
私ケルから去ろうと池に落ちた
バシャん『!?』(思い付きで実行したけど池ってこんなにも深いの?それに私死ぬの?)
私は深く深く落ちた、ああ死んでもいっか、、、もう疲れたし楽になれるならなんで良い

でも最後にあの人に面と向かってしっかりと告るたかった。
私は涙こぼす、カミラ、、、貴方の事が好きだったよ

私は意識を朦朧する中誰かが私手掴んで意識が飛んだ。
__

「聖女召喚が成功したぞ」
その声で目を覚める
「うぅ、、、ここはそれに声が変」私は周囲を見渡すと見た事ない場所と服があった。私の腕をしっかりと掴んでいるケルが横たわっていた
「ケル!起きて!」
「うぬ、あここはどこだ?」
「わからない、、、」困惑するしかない
「金髪ブロンドか弱く小動物の様でなんて可愛らしいだこの聖女様、困惑するのもわかります私共が説明します」
私が可愛い?人生初めて言われた、、、か弱く小動物は褒め言葉なの?
「おいここはどこだクソババ!?」目が覚めたケルは目の前の相手に噛みついた
高貴な服を着ている人「聖女召喚は基本一人だが何故か2人いるぞ」言う
「もしかしたら巻き込まれたんでしょう」
「あの、、、ここはどこですか天国か地獄でしょうか」
「ここは別の世界で貴方達は召喚された身」
「召喚だって?ふざけた真似してんじゃねぇぞ!」
「私、、、達はここに呼ばれた理由は?」