プライベート CROSS HEROES reUNION 第2部 Episode:21
「Prologue」
【エターナルベース/自由の意味編】
エターナルベースでは、次元不安定化に備えた資材回収と
MSパイロット再訓練が進められていた。
ジュドー、ガロード、三日月は訓練ドームで模擬戦に臨み、
それぞれプル&プルツー、ウィッツ&ロアビィ、昭弘と激突する。
模擬戦ながら全力の戦いは、彼らが最前線で生き抜いてきた証そのものだった。
訓練後、三日月は「ここで留まる意味」を問い、鉄華団としての在り方に迷いを見せる。一方ガロードは、ティファとの穏やかな時間の中で戦う理由を再確認する。
その頃、広場では強化人間の少女ドゥー・ムラサメが、プルとプルツーと語らっていた。
かつて“部品”として扱われてきたドゥーは、戦わなくても咎められないこの場所で初めて「自由」を知る。
プルは「生きているだけでいい」と語り、プルツーもまた、
強化された自分を否定しなくていいと気づく。エターナルベースは、
戦うために生まれた者たちに、戦わずに生きる未来を示す場所となっていた。
【超越者査定編】
界王神界、神域にすら干渉するその気配は、破壊神ビルスが超越者たちと共に
地球へ向かっていることを示していた。
老界王神は、破壊神の行動が「宇宙の均衡そのものの査定」であり、
下手な介入は破滅を招くと判断する。
同時刻、神浜市では魔女結界が異常活性化。魔女や使い魔は通常より過剰に増殖し、
明日香・れん・こころ・まさらの魔法少女たちは「魔女が何かを恐れている」
異常な兆候を感じ取る。連携攻撃によって魔女を討伐するが、
これは街に迫る“より大きな存在”の前触れに過ぎなかった。
やがて、破壊神ビルス一行(ウイス、ゼルレッチ、オーマジオウ人間態、トランクス)が
地球・神浜市へ降臨。暗黒魔界が“死に始めている”こと、神精樹の存在が
均衡を崩している可能性を確認し、世界の査定を開始する。
その最初の査定の場となったのが、偶然立ち寄った中華料理店「万々歳」。
由比鶴乃の作る「突出しないが毎日食べられる50点の味」を、
ビルスとウイスは“均衡を保つ象徴”として高く評価する。ゼルレッチとオーマジオウも、
人の営みが続く価値を認め、ひとまずは第一査定を合格する。
しかしこれは猶予に過ぎない。神々は、英雄たちが戦う「戦争の行方」ではなく、
世界そのものが生きるに値するかを見極めに来ていた。
破壊と創造の境界で、全ての歯車はすでに回り始めている。
【特異点編】
特異点リビルド・ベースにて、ペルフェクタリアは
カルデア屈指の武人・李書文と邂逅する。
互いの拳に宿る理を確かめ合うように始まった手合わせは、勝敗を競うものではなく、
「拳とは何か」「生き様とは何か」を問う、魂同士の対話へと昇華していく。
李書文の極みに触れたペルは、
“殺す拳”とは単なる破壊ではなく、「己を活かすための術」であることを学ぶ。
未だ至らずとも、確かな一歩を踏み出したペルは、武の道を進む決意を新たにする。
一方、夜の森で独り迷いを抱える退魔師・日向月美。父の影を斬った過去と、
その痛みは未だ彼女の心に残っていた。
そこへ現れたエリセとの手合わせ、そして鬼一法眼、玉藻の前、牛若丸との邂逅を
通じて、月美は「迷いは弱さではなく、力の一部」であることを知る。
牛若丸との稽古の中で、
“斬らずに収める剣”“光と影をあるべき場所へ戻す退魔”という新たな境地に辿り着き、
月美は恐れや迷いを否定せず、抱いたまま進む覚悟を固める。
カルデア司令室では、ダ・ヴィンチの分析により、
次なる戦場がエタニティ・コア遺跡であることが示される。
多くの英雄たちはリ・ユニオン・スクエアへ向かうが、
ペルと月美は特異点に残る決断を下す。理由はただ一つ――
ペルにとって最も大切な存在、平坂たりあの手がかりが、藤丸立香の知る夢の中に
あるからだった。
前線へ向かう仲間たちと、後方を守る者たち。
それぞれが「守るもの」を胸に、別々の戦場へ進んでいく。
【第二次エタニティ・コア 序章編】
特異点リビルド・ベースと、メサイア教団の空中要塞ユートピア・アイランド――
二つの戦線を越え、戦士たちがトゥアハー・デ・ダナンに集結する。
介人とソウゴは再会を果たし、宗介・かなめもまた、海上に“新たな大陸”と化した
ユートピア・アイランドの残骸を目にして、留守中に起きた事件の規模を痛感する。
クルツやマオら、後方で奮闘していた者たちも合流し、束の間の帰還ムードが流れる。
だが、ブリーフィングでテッサが告げたのは、さらに深刻な現実だった。
ユートピア攻略と同時期、TPU本部周辺にムゲ帝国の兵器・戦艦が突如出現し
再侵攻を開始。さらに戦闘の最中、謎の集団ライラーがナースデッセイ号へ内部侵入し、
トキオカ・リュウイチ隊長が拉致されたという。敵は単独ではない。
ミケーネ帝国、暗黒魔界、メサイア教団――それぞれが別勢力でありながら、
結果として同じ方向へ噛み合うように動いている。
テッサは、これが偶然ではなく、“複数の脅威を束ねる何者か”の存在を示唆する。
外では警戒灯が回り、嵐が終わらないどころか増していく気配が漂う。
甲板では悟飯とクリリンが、閉ざされた暗黒魔界航路の揺らぎを見つめ、
悟空たちの帰還を信じて待つ。いろは・やちよ・承太郎もまた、ペルと月美が
特異点に残った決断を知り、各々が“今できることをやるしかない”と覚悟を固める。
そこへ葉月考太郎博士(長官)から連絡が入り、エタニティ・コア遺跡周辺の警備が
秘密裏に強化されていた事実が明かされる。しかし直後、未確認勢力が遺跡へ接近。
ついに戦端が開かれ、ミケーネの戦闘獣軍団、ジオン族、竜王軍らが
エタニティ・コア強奪へと押し寄せる。
その瞬間、遺跡を貫く巨大砲撃――超獣機神ダンクーガが復活し、
敵陣を薙ぎ払って戦線に割り込む。操るは獣戦機隊。
彼らはトップシークレットで復元を進めており、完全ではないながらも、
“ムゲ帝国が動いたなら黙っていられない”と出撃していた。
獣戦機隊の野性と闘志は、落ち込んでいたマナカ・ケンゴの心にも再び火を灯し、
彼はトキオカ隊長奪還を誓う。
ダンクーガ参戦に呼応し、ゲッターチームも闘志を燃やし、ゼンカイジャーや
マジンガーチームも救援出撃の準備に入る。艦橋では情報整理が加速し、
テッサは「これからの戦いは一つの敵・一つの戦場ではない」と改めて噛み締める。
そして艦は新たな異世界反応――敵増援の兆候を捉え、全面戦闘が避けられない局面へ
突入する。甲児は宣言する。
「待ってろよ、忍さん! マジンガーZが今行くぜ!」
嵐は終わらない。むしろ、いま――さらに荒びを増していく。
【災天と昏炎】原文:霧雨さん
――――それは運命の裁定か、或いは滅びへの道程か。
暇を持て余すように待機していた天宮彩香は、
誰に気づかれるまでもなく恐るべきものを感じ取っていた。
破壊神ビルス、天使ウイス、魔道元帥ゼルレッチ、魔王たるオーマジオウ。
アマツミカボシの力が『彼ら』の降臨を予感させていたのだろう。
超越者の一人である虚数姫カグヤもまた、感じ取っていた。
同胞の降臨を、来たる裁定の時を。
CROSS HEROESに、裁定が下ろうとしていた――――。
時を同じくして、霧切は昏いものを未だ抱いたままだった。
一度復讐心にとらわれた脳髄が、それを手放せないように。
かに燃え盛るような劫火は消え去った。だが、復讐の昏炎は毒のように身を侵しながら、
まだ火の粉のように燃えている――――。
裁定と復讐。
その果てに彼らは、答えを見出すことはできるだろうか?
【暗黒魔界:撤退編】原文:ゼビウス(カソード)さん
ターレスの進化は、悟空達の力を遥かに超えていた。
彼の持つサイヤ人の特性と暗黒神精樹によるパワーアップの合わせ技は、
悟空の超サイヤ人3すらも凌駕してしまったのだ。残ったキン肉マンは『火事場のクソ力』を発揮し、応戦。一時は善戦するも、次第に追い詰められていく。
…そこに、謎の力を宿した、意識の無い悟空が戻ってきた。
古明地こいしが悟空の『無意識』を引き出して露わになったその力は、
今のターレスと見事に渡り合う。先程までの苦戦が嘘の様に、
ターレスの骨身に圧倒的な力を刻み込んだのだ。
だがそのまま勝利を得るかに思われた時、暗黒神精樹から光が昇った。
それは、ドラゴンボールから神龍が呼び出された光だった。
地上から消えていたドラゴンボールは、魔界の者に集められていたのだ。
そしてドラゴンボールから光が止むと、今度は赤黒くなったドラゴンボールが飛び散り…その一つが、ターレスに埋め込まれる。直後、ターレスの体から力の本流が放たれる。
大地を蹂躙するそれを凌いだキン肉マン達が見たのは、更なる力を得たターレスの姿。
『暗黒戦士』とも呼ぶべきその者は、『神』の領域に片足を踏み入れていた。
ターレスはその力で、キン肉マン達を一方的に叩きのめす。
先程まで戦いの主導権を握っていた悟空の『無意識』の力にすら、逆に圧倒する程に。
もはや戦いとは呼べない一方的な蹂躙に、彼らは成す術が無い。
だがそんな悟空達の窮地に、『魔界の神』が現れる。その名は神綺、悪魔将軍と共に魔界を作った神だった。
凶悪化したターレス、『無意識』の力の代償によって倒れ伏す悟空、
そして神綺という援軍。これ等の状況を前に、キン肉マン等が下した決断は
『撤退』だった。彼らはターレスを搔い潜り、アビダインへ撤退。
期せずして悪魔将軍達とも合流し、岸辺露伴が得た情報源と共にそのまま魔界から脱出。
こうして第一次魔界大戦は、幕を閉じた。
『神』と渡り合うには、彼らも『神の領域』に踏み込まなければならない。
…その時は、もうすぐそこまで迫っていた。