スーパーロボット大戦relayb 第4部 -繋がれゆく世界-

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  • スーパーロボット大戦
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1人目

「プロローグ」 

 それは、突然に起こった。

 火星を発った鉄華団。
地球までの護衛任務を請け負ったコズモレンジャーJ9、スパイク・スピーゲル。
そして、宇宙最大のお宝を求めて同じく地球へと向かう海賊戦隊ゴーカイジャー。

 旅路は順調だと思われていた。しかし、彼らの前に出現するラダム獣の群れ。
2年前のラダム戦役にて、首魁であるテッカマンオメガを滅ぼした
宇宙の騎士テッカマンブレードの再来。
亡き主、テッカマンオメガを滅ぼしたブレードへの復讐を果たさんとする
テッカマンセイバーの罠。

 ブレードの体内に仕組まれた恐ろしきプログラム。
ラダムが遺した最後の呪い。
正義の心が、揺るぎない誓いが、悪に塗り潰されようとした時。火星に眠る巨人が覚醒する。
ゲッターロボに酷似した巨人は火星を飛び立ち、
その行く手にある無機物、有機物…その全てを呑み込みながら地球へと到達した。

 鉄華団やゴーカイジャーたちは?
テッカマンブレードは?
地球で戦っていたプロジェクト・ブレイブの面々は?
全ての謎は眩い閃光の中に包まれたままだ。

 
 今、誰も知らない「スーパーロボット大戦」が始まる…

2人目

「騒乱の足音」

ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII]。
BUNNySの言っていた高速形態とはこの形態のことである。

「多分、今の時代だとオーバーテクノロジーだけど、破損したパーツを使えば、形にはなると思ってね」
「それに亜空間ゲートなるものがあったわけだから、利用させてもらったってわけさ」
「ありがとな、カール。オードリー」
「いいってことよ。…この世界はどうなっちまうんだろうな。聞くと地底勢力に異星人だっけか? それにラダムってよ」
「わからん。全く予想がつかないな」



(…ゲッターロボ…か。あれは)

白い魔人に姿の似た人間サイズのロボットが、地球に到達した巨大なゲッターロボを見ていた。

(その向こうは…地球か…。帰ってきたのだな、私は)



「…でも、そのハイゼンスレイを再現できたのは、破損したパーツだけじゃないのよ」

首をかしげるエリアルド。

「万能工作機ヴィルベルヴィントのおかげでもあるんだから」
「…高速形態なら、テッカマンともやりあえるってわけか」

エリアルドがBUNNySに言う。

『きっと大丈夫』

3人目

「ゲッターの塔」

 地球に到達した、巨大構造物。通称、「ゲッターの塔」。
その調査のため、ゲッターチームとネオゲッターチームが、早速現地へと急行していた。

「やれやれ。ようやく全ての訓練プログラムをこなしたと思ったのに、
火星から巨大なバケモノが飛んでくるとはのう」
「ゲッターに似ているって話だが、早乙女博士は何か言っていたか、ハヤト?」
「さあな。流石の博士も面食らってる様子だった。
何だって地球から遠く離れた火星にそんなものがあったのか、皆目検討がつかん」

「地底勢力がいつ動き出すかも分からんと言うのに…」
「へっ、富士山よりデカいゲッターなんて面白そうじゃねえか。
どんな奴か拝んでみてえや!」
「これだからなぁ、號は。そのお気楽さが羨ましいよ」

「…」 

 ゲッターチームらを送り出した早乙女博士は、遠い昔…ゲッター線を
初めて観測し、プロトゲッターを建造した頃の事を思い出していた。

『ゲッター線の平和利用? ぐふ、ぐふふふふ…』
『何がおかしいのかね?』

『これが笑わずにいられようか。君はゲッター線の本当の意味を理解できていない。
ねぇ、スティンガーくん?』

4人目

「世界最後の日」

『そうだね。 コーウェンくん!』
『どうしたと言うのだコーウェンくん、スティンガーくん!』

—— 竜馬たちの知らない過去。
あの日、月の研究施設に突如出現したメタルビースト。 共同研究者であった2人の突然の豹変。
狂気に飲まれた2人の策略によりプロトゲッターのゲッター炉が暴走を始める。
2人により殺されたパイロット達。 息子でありプロトゲッター唯一のパイロットとなった早乙女達人が間一髪メタルビーストを退けコーウェンとスティンガーを道連れに飛び去ったあの日。

「もし、アレがプロトゲッターだとすれば、あのゲッターには……」


——少し前

地上に出てコミュニティに身を寄せていたミユキとアキの邂逅。
暴走を始めたテッカマンアレフと恐竜テッカマン。

共闘する2人。

ゲッターQにより恐竜テッカマンを退けたミユキはアキの戦いを見つめる。

「何故殺し合わなくてはならないの? ハチュウ人類だけではないわ。 人間とテッカマンもそう……何故……」

アレフを殺してしまったアキはコミュニティから逃げ出した。 かつてDボゥイと過ごした家。 彼女に唯一残された安息の地である。

5人目

「時の迷路を走り抜けろ」

「ゲッター線の平和利用など…
所詮は甘い戯れ言に過ぎなかったと言うのか。
わしがゲッター線の研究に着手したばかりに
達人も、ミチルも姿を消し…
恐竜帝国のような侵略者までが現れた……」

 心労が重なり、自責の念に囚われる早乙女博士。

「…どうやらアンタは俺が知っている
早乙女のジジイと違って随分まともな人間らしいな。
いや、まともだから余計に苦しいのか。
ゲッターに関わった人間はまず正気じゃいられねえからな」
「き、君たちは……!」

 謎の男、安倍晴明を追ってやってきた新ゲッターロボの乗り手…
武蔵坊弁慶、神隼人、そして…流竜馬。

「リョウ君達にそっくりだ…!
君達が、兜剣蔵博士が言っていたゲッターロボのパイロットだな…?」

「どうやら『そっくりさん』は出払っているようだな。
余計な手間が省けて済む」
「へーこーせかい、だったか?
話が難しくて途中で寝てしもうたわ。がっはっは!」

 安倍晴明との戦いの後、科学要塞研究所で補給を受けた
新ゲッターロボのパイロット達は、
自分達のルーツである早乙女研究所を訪れたのだ。
真実を確かめるために…

6人目

「討伐」

「キシャァァァ」
「うおぉぉっ」

ラダム獣とテッカマンと成り果てた存在が一度に襲いかかる。

「くそっ。どうしてこうなった」
『多分、地球軌道上でテッカマンブレードが暴走したのが理由だと思う!』
「それが理由だとしたら…。カール、大丈夫か?」
『こっちは問題ねえぞ、エリアルド! それよりも、てめえの心配してろ!』

ハイゼンスレイⅡとカールのヘイズルⅡ、オードリーのキハールⅡで敵を撃破していくが…。

『でも、これはちょっとキリがないよ』
「そうだな…」

エリアルド達の頭上に、飛行機の連隊が飛んでいる。

『データ照合…。連邦軍も捨てたものじゃないかもね』
「どういうことだ、ヘイズル」
『あの飛行機はパワードスーツみたいなものなんだ』
「じゃあ、僕達の知っている軍用機とは違うわけだな?」
『正解』とBUNNyS。

飛行機から放たれた機関砲が、ラダム獣と暴走テッカマンを撃破していく。

『エリアルド、前ッ!』
「…なっ!?」

暴走テッカマンが取り付いてきたのだ。

『邪魔ッ!』

BUNNySがバルカンでテッカマンを引き剥がし、ハンマーナックルで頭を潰したのだった。

7人目

「ゲッターロボG対マジンカイザーSKL」

——2人の青年は島の外の惨状に愕然としていた。

「こいつぁ、なかなかの地獄だぜ……」
「……ゲッタードラゴン。 そいつが元凶ってワケか、晴明!」

ゲッター線に汚染されたニューヨーク、テッカマンとゲッター人間の争う姿を目の当たりにする2人。

「左様。 是非お2人の力でゲッターを——」
「だが、俺は貴様が気に食わん」
「同感だぜ」

カイザーは手に持っていた牙斬刀を晴明に叩き付けた。

瞬間、ニィと嗤う晴明。 迫る巨大な刃を五芒星が遮る。
(最早この世界そのものが地獄の釜よ。 竜馬共! 地獄が貴様を待っておるぞ!!)
牙斬刀が大地を裂くも手答えは無く……。

「クソッ、逃げたか」
「ああ。 で、どうする?」
「決まってんだろ、神に会うては神を斬り!」
「悪魔に会うてはその悪魔をも撃つ……」
「戦いたいから戦い!」
「潰したいから潰す! か……なら、竜に会ったら?」
「さぁな。だが、ゲッタードラゴンが晴明のヤロウの言う通りの存在なら……」
「行くぞ、日本へ」
「あぁ」
「「俺たちが地獄だ!!」」
——周囲の全てを吹き飛ばし、カイザーが翔んだ。

8人目

「世界を変える風」

 衛星軌道上で活性化したラダムと交戦するガンダムTR-6[ハイゼンスレイII]。
暗躍する安倍晴明。地獄から出でし髑髏を冠した魔神皇帝。
 
 暴走を果たした後、未だ生死不明のテッカマンブレードと
沈黙を守るゲッターの塔を巡り、世界は大きく揺れ動いている……

「見えてきたぞ!」
「アレか…!」

 日本近海。周り一面が青一色の海の真ん中で、
ゲッターの塔は雲をも突き抜け、静かに佇んでいた。
これではもはや、大陸だ。
さしものゲッターチームも、驚愕せざるを得ない。

「ば、馬鹿でけえ…!」
「巨大過ぎて全容が把握出来ない…
こんなものが火星から飛んできたのか。
それだけでも地球は壊滅的な被害を被っているはずだが、
今のところは何とも無い…」

「地球観光にでも来たんじゃないか?」
「ベンケイ、お前は黙っていろ。
何にせよ、俺たちの常識が通用するような
相手じゃないって事だけはようく分かったぜ」

「どうする? 攻撃するか?」
「下手に刺激するべきではないだろう。
まずはサンプルデータを採取して、早乙女博士たちに
調べてもらった方が無難だ」
「よし、分かった」

9人目

「悲しみの再会」

記憶の無い少女がガレオンから生身で飛び出す。 薄れゆく意識の中で被害を最小限に食い止めようとしたのだ。

無言のテックセットを果たした薄紅色のテッカマン。 テッカマンレイピアは光輝く鳥となって薄れゆく意識のままブレードへと一直線に突き刺さる。
そして、再びボルテッカを発射しようと構えていたブレードのボルテッカ発射口が軋むような音を立て砕ける。
レイピアはブレードにしがみつくようにして地球へと一直線に墜ちていく。
ノアルには意識の無い筈のブレードが攻撃を躊躇っているように見える。

そして、落下の軌道を計算したデータに愕然とする。 そこは、おそらくアキがいるであろう海辺のあの家の……。

「アキにもあの子にもDボゥイを殺させる様な真似はさせない!殺すなら俺自身の手で!」

ノアルもブレードとレイピアの後を追おうとする。

——地球
「もう、誰も殺したくない。 何もしたくない」
アキに安息の地はなかった。 思い出のこの場所にすら——逃れられぬ呪縛。
絶望に打ちひしがれるアキの細い首を絞める素体テッカマン。
薄れゆく意識の中、遠くでDボゥイの声が聞こえるような気がした。

10人目

「神か、悪魔か」

 ゲッターチームとネオゲッターチームによる
ゲッターの塔の調査が始まった。
6機のゲットマシンが周囲を飛び回る。

「うへ、何だこりゃ…ヒトか?」

 体表を間近で観察すると火星から地球に来るまでに
取り込んだ隕石、コロニーの残骸、
果ては完全に同化されないままの異星人テッカマンの死骸の一部などが
生々しく残っていた。

「こいつは機械か? 生き物か?」
「分からん。だが、あまり長居したくないな。そろそろ…」

「見つけたぜえぇッ!!」
「!?」

 突如、竜馬のゲットマシンに攻撃を仕掛けてくる
マジンカイザーSKL。

「何をする、危ないじゃないか!」
「マジンガーZ…いや、違う。何者だお前さんは?」

「そんな事ぁどうでも良い。ゲッタードラゴンを出せ。
勝負と行こうや」

「喧嘩売ろうってのかい。誰だか知らねえが
俺が相手してやんぜ!?」
「待て號くん。いいだろう、受けて立つ。
ただし殺し合いじゃない。
俺たちが勝ったら、君達が何者なのか教えてもらうぞ」

「上等…!」

「行くぞ、ハヤト、ベンケイ!
チェェェェェェェェェンジ・ドラゴン!
スイッチ・オン!!」

11人目

「終焉から来たるモノ達」

——遥か宇宙の彼方
蝶が舞う。 塔を目指し蝶が舞う。光を越え、刻すらも越えて蝶が舞う。

——兜邸跡・地下
光射さぬ地の底で叫ぶ者。 その者に実体はなく。
「遂に目覚めたか。 アレは所詮は紛い物、光子力本来の力を最大限に引き出せるのはワシの創り上げたこの真の皇帝のみ! 甲児、これでお前は神にも悪魔にも……いや、それすらも超えた存在となれるのだ!!」
胸のZが一瞬光を放ち、皇帝の冠が光を伴い地上へと翔ぶ。
帝冠が大空を駆ける。 その向かう先は——

——ゲッターの塔・内部
塔の裡に眠る無数のゲッターロボ。 その中で、悪魔の如き巨大な翼を持つゲッターの眼に光が灯る。

ゲッターチームの後を追い、プロジェクト・リレイブの面々が集結する。

——マシーンランド
「そんな! 」
「あ、貴方様はもしや……」
ゲッターの塔出現と時を同じくして突如浮上したマシーンランド、その調査に向かったバットとガレリィが見たものは、恐竜帝国の神とも言える存在——。

「「大魔人ユラー!!」」


——東京
激突するトマホーク。
「そんな!奴はゲッターGのパワーを上回っているのか!?」

12人目

「白いデトネイターとの邂逅」

(…ラダムがいるのか)

白い装甲の人間サイズのロボットは、地球の大地に降り立ち、ラダムと対峙している機動兵器に手を貸した。



『…なんで、イバリューダーの勇者が?』
「どうした、ヘイズル」
『僕の目の前に、イバリューダー・デトネイタークラスのオーガンがいるんだよ』
「オーガン…?」



「ラダムにこの地球を渡すわけにはいかない!」

両手首から鋭い刃を展開し、ラダム獣を切り裂き、向かってくる暴走テッカマンを真っ二つにしていく。

「はあぁぁっ!」

両拳からは、針のようにビームのエネルギーを固めたものを発射する。

――こうして、エリアルドたちは、オーガンの加勢により、辛うじてラダムの撃退に成功した。

『…デトネイター・オーガン。あなたはなにが目的で』
「…」

オーガンはハイゼンスレイの方に振り向いた。

「伝えに来た。これから起こりうる脅威のために」
『脅威…? ラダムや異星人じゃなくて?』
「そのとおりだ。機械人形の少年」
『ということは、イバリューダーがこの地球に?』
「…」
『…わかった。ありがとう、オーガン』

13人目

「テメェら生きてるか?」
「なんとか生きてるよ団長。ミカと昭弘の反応もある」

火星宙域、イサリビ。
ラダム獣の姿も、テッカマンの姿もここには無い。
宇宙海賊の姿も無かった。

「最前線に居たからな、アイツら。しょうがないだろ」
三日月オーガスは感情なく呟く。
「ミカ!アイツらは真弘を助けてくれたんだぞ」
「いい奴でも死ぬ。俺たちは嫌と言うほど見てたじゃないか」


ーー地球、衛星軌道上

「一体何があったわけえ?!」
「甲板掃除、生きてたの?」
「宇宙の藻屑になると思ったわよ!!!」

ボロボロの赤いガレオン船が浮かんでいた。

「ハカセ、直りそうか?」
「直ると思うけど、、、それよりもさっきのアレはなんだったの!ギリギリで避けれたから良かったけど」
「ハカセが分からないなら、誰が分かるんだ」
ジョーが口を挟む。
「石のようで、生き物のようで、まるで神話に出てくるゲッターのようだった」
「何よ、それ」
「僕の居た星の周りだと、猿から人間に進化させた神様。巨大な石の体を持つ生き物みたいで、災厄を呑み込んで星を渡る、と」
「なんだそりゃ」
「大変です皆様。テッカマンちゃんが居ません!」

14人目

「くらえ!!」

ドラゴンがトマホークで斬り掛かる、

「あめぇ!おらぁ!」

SKLはお得意の牙斬刀で防ぎ逆に押し切ろうとする。

「ぐっ…!ゲッタービーム!!」

鍔迫り合いになると分が悪いと判断したリョウマは額から光線を放ちSKLを遠ざける。

「ちったぁ張合いがありそうだな!」
「ふん。俺に変われ。蜂の巣にしてやる。」
「ちっ、仕方ねぇな。」

SKLはパイロットの座席を変えることで操縦権を握ることが出来る。海堂は接近戦が得意だ。なら真上は…

「ふっ、どこを撃ち抜かれたい?5秒間に言えればリクエストは叶えてやる。」
「何を言っているんだ!」
「時間切れだ…!」

SKLはブレストリガーを引き抜き、発射する。ドラゴンは確かに機動性はいいものの弾幕を避けきるほどのスピードは出せない。

「リョウ!俺に代われ!」
「分かった!オープンゲット!」
「チェンジライガー!スイッチオン!」

ドラゴンは高速で地上を駆け回るライガーにチェンジする。

「行くぞ!マッハスペシャル!」

ライガーは地上を高速移動する。そうして弾幕を回避しSKLに接近する。

「ドリルアーム!」

15人目

しかし!
「それなら!」
ライガーの接近を察知し、カイザーのコントロールは既に海動にある。
「鋼の右だぁぁぁッ!!!!」
真上によって捕捉されていたライガーを海動がトルネードクラッシャーパンチにより打ち貫く——いや、貫かれたそれはその場には無く……。
「オープンゲット! チェンジポセイドン! スイッチオン!」
声が先か着弾が先か……刹那、上空より飛来するミサイル。
「ブチかませ、ベンケイ!」
突然の空爆に足を止めたカイザーにすかさず
「ゲッターサイクロン!」
強力な竜巻に動きを封じられたカイザーをゲッターポセイドンが掴む。
「ムサシ先輩直伝! 大雪山おろしぃぃぃ!」
恐ろしいパワーで空中へと投げ飛ばされるカイザー。

「リョウ、あのマジンガーもどき、どうやら複座式のコックピットでパイロットを切り替えながら戦闘しているようだぜ」
「あぁ、凄まじいコンビネーションだ。 だが、俺たちの三つの心を一つにすれば」
「アレをやるのか?」
「やれるな? ベンケイ!」
「おう、訓練の成果を見せるときだな! オープンゲット!」3機が飛ぶ!

なんとか空中で体勢を整えたカイザー。
「頭がクラクラするぜ」

16人目

「新たな脅威」

「…なにかしら、これ。わかる?」
「私にもさっぱり…」
「えーっと…パルス信号、だっけ…。これが絶え間なく送られてきていて、今でもそうだったかしら。アイザック?」
『あぁ。オードリー・エイプリル。あなたの言うとおりだ』
「…そして、エリアルド達が遭遇したという『オーガン』…。BUNNySが言うには『イバリューダー』のものだと…」
「オードリーさん、畑違いなのに協力してもらってすいません」
「いいのよ、気にしないで、未知ちゃん」

オードリーは眼鏡を掛けた女性、神先未知に言う。

「ヴィルベルヴィントを借りて、TR-6を復元できたのだから、それぐらいしなきゃ。それに、エリアルドとBUNNySが聞いた『脅威』って、オーガンの言うイバリューダーのことなのかしら。だとしたら…」
『その予測は間違っていないかもしれないな』
「解析を進めるしかないわね」
「そうね。なにか手がかりを掴まなきゃ」



「オーガンは地球に降りたのか」
「そのようであります」
「それに、ゲッターにラダムか…。裏切り者やラダムをまとめて葬り去る必要があるな。…エイドを太陽系第三惑星地球に派遣せよ」

17人目

「ゲッターチェンジアタック」

 ゲットマシンがマジンカイザーSKLを追い越し、背後に回ると同時に
ポセイドンへとチェンジ。

「フィンガーネットォッ!!」

 掌から射出される捕獲用ネットがSKLを捕らえる。

「大漁、大漁っと! どっせぇぇぇぇい!!」

 得意の怪力で力任せに振り回し、

「次は俺だ! ライガーミサイルッ!!」

 投げっ放した所にライガーの追撃。一発、二発とミサイルが着弾する度に
SKLの機体を浮き上がらせる。

「リョウ!」
「行くぞぉぉぉッ!!」

「――舐めるなァッ!! インフェルノォォォォォッ…!」

「ゲッタァァァァァッ! ビィィィィィィィィムッ!!」
「ブラスタァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」

 三位一体、怒涛の連携攻撃を締めくくるドラゴンのゲッタービームが
上空から降り注ぐ。
SKLも負けじと、胸の放熱板から地獄の炎を噴き上がらせ、
迫り来るゲッタービームと衝突させた。

「あの連携を切り返しただと!?」
「おまけに、装甲への損傷も少ない…何と言う堅牢さだ」

 超エネルギー兵器同士が激しくぶつかり合う。両者の決着は如何に!?

18人目

「MISSING LING」

——浜辺の家
消えゆくアキの意識。
が、首を絞めていた手が突然力を失った。
アキを探して現れたスペースナイツのDr.フレイルがソルテッカマンが持つのと同じニードルガンで素体テッカマンを撃ったのだ。 テックセットアウトした素体テッカマンを悲しげに見つめるフレイル。
彼女の祖父はあの長老、そしてアレフや今しがた撃ったテッカマンも彼女にとっては顔見知り以上の存在であった。
彼女はDボゥイに起っていることを調べる為に祖父とアレフの解剖をし、その上でここに立っている。
フレイルと共にブルーアース号で駆け付けたフリーマンとミリィもアキの説得を始めようとするが、フレイルが制止する。
「あなたと同じ様に今の私の手も汚れている。かつてのあなたと同じ様に今の私にできるのもただ祈ることだけ。 でも今のあなたには力がある。 例え忌まわしい力でも、その力はあなたの運命を切り開くことのできる力が。 それを望んだのはあなたじゃなかったの?Dボゥイを守る為に! Dボゥイが守ろうとしたものを壊さない為に!」
「Dボゥイを……守る……」
焦点の合わない目をしながら虚ろに立ち上がるアキ。

19人目

 「晴明の罠」

 ゲッタービームとインフェルノブラスターの衝突。
飽和したエネルギーは一気に弾け、周囲の大気をも巻き込んで
嵐の如き衝撃波となる。


ドワオ!!


「ぬあああ…!」
「ど、どうなった…!?」


 眩い閃光が止んだ後…ゲッタードラゴンとマジンカイザーSKLは
その先にいた。

「はあ…はあ…! 何てタフな奴なんだ…
ゲッターの攻撃をあれだけ浴びながら…」
「俺は殺すつもりでやってた…
俺がそう思って殺しきれなかった奴は数える程もいねえ。
カイザーのエネルギーも随分使わされちまった。
だが、ガチでやり合って分かった。あいつらは…」


「フフフフフ…上出来だ、マジンカイザーSKL。
それだけ消耗させれば充分であろう。
我らのために良く働いてくれた」


「フン、やはりそう言う事か。
この結果はお前の総取りと言った所か? 晴明!」

 ブレストリガーの早抜きがゲッターの塔の岩肌を狙い撃つ。
はらり、と式神が舞い落ち、現れたのは安倍晴明。

「ククククク…」
「てめえみてえな胡散臭さが服着て歩いてるような奴の事なんぞ、
信用しろって方が無理な話だろうが、クソ野郎!」

20人目

「だがこれでわかった。 これだけの窮地を以ってしても未だドラゴンは目覚めず! 拍子抜けしたぞ流竜馬!!」
「あいつ、何故俺の名前を!?」

「ファングッ!バァァァーーーースト!!」
真上が吼える!牙斬刀にブレストリガーを合体させたマジンカイザーSKLの秘密兵器、地獄砲(バスター・ヘル)と共に咆哮する!
が、右手の五芒星を光らせそれを防ぐ晴明。
「随分と興奮していたようだな。 お前のような男が注意を逸らすとは……あまりに隙だらけで思わず撃っちまったぜ」
「おのれマジンカイザーSKL……」
エネルギーの奔流を放ちながら真上は続ける。
「カイザーでぶつかり合ってわかった。 向こうが手加減なんてしやがったんで少々荒っぽい真似をしたがそれでも確かに何かを隠してやがる」
「あぁ、どんな隠し球かは知らねぇが、テメェの恐れるドラゴンは『待て』をされて俺たちにかぶりつきたいのを必死に我慢してやがったぜ」
エネルギーの奔流が急速に弱まる。
「チッ、やはりエネルギーを使いすぎたか」

エネルギーに圧されながらも晴明は健在だ。
「バケモノめ。 仕方ねぇ、地獄は譲ってやる」
「キメろ! ゲッタードラゴン!!」

21人目

「現れた脅威」

地球に飛来した隕石。だが、これは隕石ではなく、黒いソリッドアーマーである。
『偶然』そのエイドが向かっていた先に、エリアルド達がいた。

「あれがイバリューダーという存在なのか」
『かもしれない。こっちに向かってきている、ってことは、目的は開発中のオーガンの破壊かも!』
「なんだと」
「けどよ、俺達のMSは激戦で修理中だぜ、どうする」
「…ヘイズル、なんとかならないか」
『心配しないで。…アイザック、お願いがあるんだ』
『なんだ、ヘイズル』
『試作機…使える?』
『それは構わないが、オーガンほどの動きは保証できない。それでもいいのか』
『いいよ。僕は最初にエリアルドに出会ってから、僕がどんな姿になろうと彼を守るって決めたんだ』
『…いいだろう。データをコピーする』



「これが試作機…」
『バードマンから少しだけ発展させたものらしいけどね』
『MSの技術があってこその代物だ。エリアルド、それは君の手足のように使える。ヘイズルの補助もある。無茶な戦いはできないかもしれないが…』
「いや、それでいい。ありがとうアイザック」
『行こう、エリアルド』
「ああ、行こう」

22人目

「吼えろ、竜の戦士よ」

「リョウ、アレをやるのか。
訓練中に一度も成功させられなかったアレを。
おかげで、甲児に誘われたプロジェクト・リレイブへの合流も大幅に遅れちまった」
「ああ。あのSKLと言う機体と戦ったおかげで、
今の俺たちはゲッターロボGの機体性能を存分に発揮できたはず。
違うか、ベンケイ?」
「た、確かに。訓練中なら、きっとゲッターチェンジアタックも
失敗してたかもわかんねえ」

「おのれ、ゲッター! おのれ、流竜馬!!
この世界においても
我の障害となるゥ! 許さん、許さんぞォ!!」
「安倍晴明! 貴様が何を企んでいようと、
俺たちとゲッターがいる限り、好きにはさせんぞ!!
マッハウィイイングッ!!」

 高速飛行形態に移行し、太陽を背にして上昇する。

「なぁ…!?」
「ペダルを踏むタイミングを合わせるんだ!」

 ゲッタードラゴンに秘められた、最強最大の武器。
僅かでもタイミングがズレればドラゴンのエネルギーは逆流し、
最悪、大爆発を起こす。

「ゲッタァァァァァァ!
シャアアアアアアアアアイン!!」

 両腕を十字に広げたドラゴンの全身から蒼き閃光が迸った。
 

23人目

「覚悟しろ晴明!!」

閃光ほとばしるドラゴンが晴明に向かって突撃する。

「シャインスパーーーーーーーーク!!!」

ドラゴンが閃光を切り離す。閃光は超エネルギーの塊となり晴明にふりかかる。

「ぐっ…ぐおおおおおおおお!?この力!やはりゲッターは…ゲッターは…!!」

晴明を光が包む。光が晴れた時に、晴明の姿はなかった。

「やった…のか…?」
「…た、多分な…。」
「へ、あの気味悪い奴がいなくなりゃそれでいいさ。」

ネオゲッターチームが安堵する。それと同時にドラゴンが脱力する。

「ぐっ…やはり持って1発か…」
「大したもんだぜ。やったな弁慶。」
「おお!俺たちは勝ったんだ!」

「ふっ、こうなりゃ終いだな!」
「……」
「おいどうしたよ真上?」
「…いや、なんでもない。」
(やつは復讐に来る。こんな簡単に終わるやつじゃないはずだ。)

同時刻百鬼帝国にて、
「報告!晴明様がやられた模様!」
「…ふっ、さすがはゲッター。侮れんな。」
「なお、ゲッターの塔は依然として活動が止まっています。」
「…そうかあれほどの力でもか…よし、晴明を回収しろ!奴を甦らせる!」
「はっ!」

24人目

ーーアーガマ

「状況、どうなってんの!」
「さっきからやってますが、通信出来ないんです」

ゲッターの塔、降臨。
コロニー落としのような衝撃波と摩擦による発熱は無かった。
宇宙空間から、地球上にぬるっと滑り落ちた。
故に、塔と呼ばれるぐらいで済んだ、のだ。
早乙女研究所や各種ゲッターロボに冤罪も飛ばなかった。
それもこれも、高潔なる早乙女博士や礼儀正しいゲッターチームが居たからである。

「直接、早乙女研究所に向かって見てはどうだろう?」
クワトロ大尉である。
「偵察ならゼータで俺か出ます」
「カミーユは出撃準備を。本艦は早乙女研究所に向かう」


ーー早乙女研究所

「ジジイ!何がどうなってやがる!!!」
「君もリョウ君か?」
ボロボロのマントを纏う流竜馬の姿が早乙女研究所にあった。
「俺が知ってるジジイ、早乙女博士じゃないな。何がどうなってやがる…」
「3人目のリョウ君が現れる理由は、私が知りたい」


ーー

ゲッター線の動きが活発になったんだね、良かったねコーウェン君。

動きが活発になったおかげで竜馬とブラックゲッターも目覚めてしまった…計算外だねスティンガー君。

25人目

「去る者、追う者」

「じゃあな、てめえら」
「地獄を前にして生き延びるとは、悪運の強い奴らだ。
縁があったらまた会おう」

 海動剣、真上遼。
重力炉の暴走を防ぐため、マジンカイザーSKLを駆り、
奇械島のならず者を駆逐していた二人組。
しかし、SKLが何者によって造られたのかは今以って不明である。

「結局暴れたいだけ暴れて、またどっかに飛んでっちまったな」
「マジンガーZやグレートマジンガーと関係があるんだろうか?」
「さあな」

 波乱はあったものの、ゲッターチームとネオゲッターチームは
ゲッターの塔の調査を終え、早乙女研へと戻っていく。

「――行くのかね?」

「ああ。晴明がアレでくたばったとは思えねえからな」
「奴がこの世界にのさばっているのは俺たちの不始末だ」 
「お主らにも、御仏の導きがあらん事を。南無」

 そして、新ゲッターチームもまた、晴明の行方を追い、
早乙女研を後にした。
去る者、帰還する者。いずれも、ゲッター線によって導かれし者たち。

「ゲッターは…我々人類に何をさせようとしているのだ」
「博士、アーガマ隊が着艦許可を求めています」
「ああ、分かった」

26人目

「地獄」

「本当はドラゴンにブチ込んで例のシャインスパークとやらを引き出す算段だったんだがな……」
「確かに手加減させたままじゃ地獄がすたるってもんだけどよぉ。 テメェは相変わらず狂ってやがるな」
「お前にだけは言われたくない」

——無敵要塞デモニカ
「WSOの連中め、コソコソとワシとワシの共同研究者や兜の研究施設を嗅ぎ回っておるかと思えば。 フン、光子力エンジンが未実装故放置してあった地獄王ゴードンに兜が最初に作り上げた魔神のコピーを足してあのようなロボットを作り上げおったか。 おまけにゴードンの支援機にと建造したミネルバXの改良型まで利用するとは荒神谷とやらめ……だが、賞賛すべきはパイロットよ。 地獄王ゴードンに込められた我が怨念に屈することなく操るとは、真上遼、ワシの創った人造人間ファウストのコピーと海動剣……早乙女のゲッターロボGを相手にあれだけの戦いをする奴らの力、我が軍門に加えられぬものか」

——光子力研究所
(姿こそ違えど、あれは兜先生の開発していたマジンカイザーに違いない……だが先生はカイザーの制作をすることなく光子力研究所を去りマジンガーZを建造した筈では?)

27人目

「ジャブローの謎」

――早乙女研究所。

 カミーユ・ビダン、クワトロ・バジーナ、アムロ・レイ、
そして、異なる歴史を辿ったカイ・シデンらを加えたアーガマ隊の到着。
特にカイの存在は、早乙女研で起きた一連の出来事の説明をするには
適任であった。

「では、私が出会ったゲッターロボのパイロット達も…」
「ま、俺と似たり寄ったりのご同輩って所でしょうね」

「カイさんだけでなく、同じ現象がこうも同時多発的に起きるとは…」
「それだけじゃありません。宇宙に上がっているカラバからは
エリアルドと言うパイロットを保護したそうです。
どうも事情が混み合っているらしく、アーガマ隊との接触を
希望しているとの事」

「どうやら問題はまだまだ山積みのようだな」
「ひとまず、情報を整理出来ただけでも良しとしよう」

「アーガマ隊はこれからどうなされるのです?」
「地球連邦軍の地上最大の拠点、ジャブローへ向かいます。
ティターンズが管理していたはずなのですが、ある時を境に
放棄されてしまったようです。
その調査のために、ネオゲッターチームの力をお借りしたい」

「ふむ…彼らに連絡してみましょう」

28人目

「私だ。」
「こちらネオゲッターチーム。どうかされましたか?」
「君たちにはまた新たに任務だ。ジャブローに向かって欲しい。」
「ジャブ…?ボクシングのことか?」
「ジャブローだ。一年戦争の時の連邦の本部だった場所だ。」
「…分かりました。ジャブローの調査に向かいます。行くぞ。號、凱。」
「おっし、行きますか!」
「しゃあねぇな…」

ネオゲッターチームはひとまずゲッターチームと別れ
ジャブローに向かった。

「そのジャブローってのは誰か人がいるのか?」
「少し前まではティターンズがいた。」
「ティタ…なんだって? 」
「ティターンズだ。連邦の中でもスペースノイド排除派が大勢いるところだ。」
「だが今はティターンズは撤退している。それも不自然にだ。」
「…罠か?」
「お、號にしては鋭いな。野生の勘ってやつ?」
「なんとなくだよ。」
「…見えてきたぞ。ジャブローだ。」

ネオゲッターチームはジャブローに到着する。

「…なんだ?ただのジャングルじゃねーか?」
「ジャブローは地下に基地を作っているんだ。」
「ほー。じゃ、ここは凱に任せるかね。」
「おっし!一年戦争みたいに海から侵入だ!」

29人目

「魔神 が 降りてきた 日」

皇歴2018年。
ルルーシュは再び黒の騎士団を率い、神聖ブリタニア帝国へ戦いを挑み、その一環として自身も宿す特殊な力『ギアス』の謎を解くため、帝国中枢と繋がっているギアス響団を襲撃する。最中、皇帝はルルーシュとC.C.を黄昏の間へと誘い、その真の目的を明かしC.C.と神殺しの儀式を行おうとする。

「そんな顔で死ぬな!最後くらい笑って死ね!必ず俺が笑わせてやる!だから…!」

ルルーシュの叫びを聴いたC.C.は皇帝を拒絶、ルルーシュの蜃気楼は神殿を破壊し儀式は頓挫するが突如、天空から緑色の光が降り注ぎ始める。


「これは…なんたることぉッ!!」
(皇帝が動揺しているだと?一体これは…)
「儀の失敗でこの世界の我々の意識が別の世界へと接続されてしまったのだ、ルルーシュよぉ!!」
「何を、何を言っている!?」
「新人類、魔神、ハチュウ人類、鬼、宇宙帝国、ラダム…そしてえぇ!!」
気絶したC.C.を抱きかかえたルルーシュと皇帝はこの空に現れ、膨らみ、そして際限なく拡がっていく異形のイメージをそこに見た。

「忌まわしきゲッタァァァよおぉぉぉぉ!!」

30人目

「エピローグ」

 ゲッターの塔から始まった混乱は、安倍晴明を打ち破った
ゲッターロボGの活躍で一応の幕引きを迎えた。
その後、ゲッターチームは…

「博士、話したい事と言うのは…?」
「ゲッターの塔とやらについて何か分かったんですか?」

「うむ。君達に来てもらったのは他でもない。
君達だけには話しておかねばならない事だ。
あれの正体。わしの推測が正しければ
あれは始まりのゲッターロボにして最後のゲッターロボでもある」
「どう言う事なんじゃい?」

「君達がゲッターチームを結成し、ゲッターロボで恐竜帝国と戦うよりも
遥か昔、わしが建造したゲッターロボのプロトタイプ…
その成れの果てだと言う事だ」

 異なる世界のゲッターチームとの邂逅が、
早乙女博士に己の行いが招いた結果と
向き合う決意を生んだのか。

 地球連邦軍・ジャブロー基地に隠された謎。
そして絶対遵守の力・ギアスの契約者たちが引き起こす、
新たなる動乱の予感。

 ヒトの意識が時間を超え、世界を超え、
宇宙を超えて作用すると言うならば、
このリレイブ・センチュリーなる世界そのものが…


to be continued…