グラン君は巻き込まれる

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  • ファンタジー
  • 自由に続きを書いて
  • 残酷描写無し
  • 登場人物増やすのあり
1人目

「グラン、お前また巻き込まれたのか!」

知り合いのパーティーメンバーに呆れられていた。
「ンーングングー」
「何言っているのかわからねぇよ、とりあえず猿轡外してやるな。」
猿轡を外され話せるようになったら「ドゴンさんありがとうございます。」とひとまずお礼を言った。
「んで、今回はなんで盗賊に捕まっていたんだ?」
「俺も分からない。いきなり後ろから睡眠の魔法かけられて眠らされたんです。」

草原で散歩をしていたらいきなり襲われたのだ。
そして目が覚めたら縄で縛られて猿轡を噛まされて放置されていた。

「とりあえず助かりました。」
「グランよ、お前の巻き込まれ体質はどうにかならんのか。」
「どうにもならないようですね…。」
俺は苦笑いするしか無かった。

「グラン、とりあえずお前のパーティーメンバーが心配していたぜ」
「やばっドゴンさんまたね!」

急いでパーティーメンバーの元に向かう。
するとパーティーメンバーのカイト、アーク、ユージ、ライトの4人にめちゃくちゃ心配させていたようで抱きつかれた。
ちなみに4人共男で俺と同い年だ。

2人目

4人はすっかり落ち着いた
なぜなら、クエストの面子といえば4人が定番だ
四角四面。安定している。

あとは、適当にキャラ付けをして行けばいい
・勇者
・魔法使い
・賢者?
・愚者
このあたりが定石であろう



ちなみに
ドゴン
グラン

カイト
アーク
ユージ
ライト

この中に、圧倒的な魔王がいる
人身の骨髄から皮膚までを取り扱う魔物
食肉ではない
それならまだましなのだ・・・
この圧倒的悪魔は、生贄として人間を扱う

これはまた別の話である・・・



とにかく

クエストは始まった  


のか?

3人目

ちなみにパーティーは基本的に4人だが俺達は5人だ。
なぜなら幼なじみだから1人だけ仲間はずれは嫌だとアークの一言で決定した。
まぁ絶対に4人じゃなくてはいけないという決まりでは無いからたまに5人パーティーを見かける。

「じゃあクエスト行こうぜ!」
とアークの言って俺達は森に向かう。
森に着いた為依頼内容を確認する。
「確か珍しい鳥の卵を取って来るんだったな。」
と俺が言うと「グランは1人になるなよ!」と注意されてしまった。
仕方ないからカイトと共にその鳥の卵を探していた。
「カイト、この卵じゃない?」
「それだ!グランナイス!」
と見つけ、アーク達に声をかけて森を出る。
ちなみに俺は無限収納が使える。そしてこれはパーティーメンバーにも秘密なんだがアイテムコピーも使えるのだ。
親から絶対に言いふらすなと言われたため秘密にしている。
まぁカイトにはバレたけど。
そして草原を歩いて街に戻り、酒場のカウンターで依頼を達成した事を伝えて報酬をもらった。
「俺ちょっと武器屋行って来るわ!」
と俺は武器屋に行こうとしたら「俺も着いていく。」と今度はライトが着いてきた。
俺はライトと楽しく武器屋で新しい短剣を選んでいた。
そしてライトが服屋で新しいスーツを俺に買ってくれたのだ。
「ライトありがとう!」
「どういたしまして、俺はグランが喜ぶ姿が好きだからな!」
と恥ずかしげもなく言っていた。
スーツ、それはニホンとか言う国から来た者が広めた服装だ。
俺はこの服装が大好きでいつも着ている。この服装を広めた人に感謝だ。
「じゃあライト帰ろうか!」
と俺達の住む家に帰ろうとしたらいきなり後ろから羽交い締めにされてしまった。
「なんだよお前らは!」
とライトが叫ぶがすぐに転移魔法で俺とライトは連れ去られてしまった。
そして縄で手足を縛られ口に猿轡を噛まされて椅子に座らされた。
「お前らには実験台になってもらおうか!」
男がそう呟くと何か薬品の入った注射器を取り出した。
「これはな、不老不死の薬だ。今からお前ら2人に注射する。」
不老不死の薬、はるか昔に発見されたが増産されずに消滅したはずだ。
「ンーングンンン!」
「ンーングンー!」
と俺達は抵抗したが男達によって首筋に不老不死の薬を注射されてしまった。
「これで俺達と同じ不老不死になったぜ!」
と男達がニヤニヤしながら言っていた。

4人目

不老不死なんてありえない。と思っていると「信じられないみてぇだな。だがそのうち嫌という程思い知るさ。」と男に言われる。

そもそもこいつらの目的がなんなのかが分からない。不老不死にして何か意味があるのか?
とにかくまずはこの場から逃げなければならないがいかんせん縄で手足を縛られおり、口には猿轡をされているのだ。

「ンーングンー!」
「ンンーンーングンー!」
「騒いでも無駄さ。この空間はリーダーの領域魔法の中だからな!誰も助けには来れない。おっと目的地に着いたようだ。」
目の前の男がそう言うと、部屋の扉が開きリーダーと思われる男が入ってきた。
「こいつらを運ぶぞ!」
そう言って俺たちは目隠しをされて何処かに運ばれてしまう。