真説 ロミオ&ジュリエット
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2年前
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XIN
1人目
「愛」という文字には意味がある
ただ、それ以上に想いがある
この想いは東洋では「気」であるとか
西洋では「エネルギー」であるとか解釈は自由だ
とにかく「愛」にエネルギーを感じるのは
歴史的に、それだけ多くの「想い」が宿っていること言うことだ
なら愛の反対はなにさ?
マザー・テレサは言った
「愛の反対は無関心」
確かに、そうだと思う
「愛の反対は憎しみだ」 といった人もいた
けどこれは違う。 愛憎、同じなのだ。
ジュリエットは目覚めた
愛も憎しみもない場所で
3人目
「ジュリエット!」
ジュリエットの声が聞こえた気がした。
あれ?ジュリエットって誰だっけ?
そして、自分の名前が思い出せない。
それよりここは何処だろう?見渡す限り白い空間が広がっている。
だが僕は5000歩進んだところで先には進めないようだ。
たまに通る犬や猫はそのままさらに先に行けるようだ。
馬の倉
4人目
「ロミオ、あなたは死んでしまったわ、だけど私はあなたに幸せになって貰いたいので2009年の日本に転生させます。そこで赤ん坊からやり直すのよ。」
どこからかそんな声が聞こえた。すると僕の体が透けて意識が薄れて言った。
「はっまたあの夢か………。」
俺は最近ロミオという男の夢をよく見る。何故かはよく分からないのだ。
「ってまだ4時かよ……。まぁいいか制服に着替えて学校に行く準備をしよっと。」
俺は平凡な中学一年生だった。