BLゲームの世界に転生した俺の腐男子日記

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1人目

この世界はBLゲームの世界だ。
俺はつい先程前世の記憶を思い出した。ちなみに前世と今世の名前や容姿はおなじだ。
ちなみにゲームの主人公は俺の幼なじみの新島翔(にいじまかける)だ。
こいつは身長165cmの爽やか系のイケメンだ。
ちなみに俺は攻略対象じゃないぜ。だから生BLが見られると楽しみにしている。
ちなみに俺は腐男子だ。前世からのな。
「陽介、テスト範囲ってこれで合ってる?」
と翔が聞いてきた。
「合ってるぜ!今回テスト範囲広いよな!」
そう、もうすぐでテストがあるのだ。ちなみに俺と翔は成績上位だから心配していない。
だが「陽介、翔、勉強教えてくれよ!」と泣きついてくるのがもう一人の幼なじみの村田悠二だ。ちなみにこいつは攻略対象だ。ちなみにイケメン。
「悠二、またかよ。いい加減自分で勉強してくれよ。」
と翔が呆れ顔で言っていたが結局勉強を教えるんだよな。そんな2人を俺はニヤニヤしながら見ていたら、「陽介、キモイ」と翔に言われてしまった。
「翔酷くないか?」「ニヤニヤしながら見ていたらキモイだろ。」
俺はぐうの音も出なかった。
俺は前世からこの2人のカップリングが好きだった。だからニヤニヤしてしまうのも無理はないだろう。
ちなみにゲームは中学一年生から高校三年生まで描かれる。
攻略対象によってはミステリーあり、人間ドラマあり、ホラーあり、SFありの結構なんでもあるゲームなのだ。
失恋とかもちゃんとある。

まぁそんな事は置いておいて、俺と翔は悠二の勉強を見る為に悠二の家に行った。
「相変わらず部屋は綺麗にしてんだな!」
と俺が言うと、「まぁな、陽介がいつ来てもいいように片付けているぜ。」と少し顔を赤くして言っていた。
「俺の為かよ。」
「俺も陽介がいつ来てもいいように片付けているぜ!」
と翔も言っていた。
何故俺の為に部屋を片付けているのかこの2人は、そういうのは好きな奴の為にしろよな。
「まぁそれは置いておいて勉強するぞ。」
と俺が今回のテスト範囲の中から悠二に問題を作って渡した。
俺と翔は予習して悠二が解けるまで時間を潰すことにした。

そして20分後。
「陽介、解けたぜ!」
と自身満々に渡してきたが、ほぼ間違っていた。
「悠二、ノートちゃんと取ってるか?」
俺は少し心配になり聞いてみた。

2人目

「ああ、ちゃんと取っているぜ!」
と自信満々に答えていたが多分大丈夫じゃなさそうだ。
「今から悠二のノート見て良いか?」
と悠二のノートを見せてもらうと、授業中寝ていて板書が取れていなかったり、大事なところが書いていなかったりとかなりヤバかった。
「おい、悠二お前ノートちゃんと取れてないじゃないか!これはヤバイぞ!しっかり授業受けないと懲罰室行きだぞ!」
と翔が言うと、「それは嫌だ!」と言っていた。
まぁ今回は俺のノートを見せたから大丈夫だが、やはり悠二には1度懲罰室に行かせた方がいいのか?
ちなみに懲罰室とは、授業を真面目に受けなかったり、校則違反したりしたら入れられる部屋だ。そこで何が行われているのかは不明である。

「とりあえず、ノートはしっかり取ること!わからないところがあったら聞くように!良いな?」
と翔が悠二に言うと、「わかったぜ!」と言っていた。そして俺達は三時間程勉強を教えてから家に帰った。
翔と悠二がもう少しイチャイチャしてくれてたら良かったのに……。と思わなくも無かったが、まぁ仕方がない。

そしてテスト当日となった。
「おい、陽介!数学出来たか?」
と翔に声をかけられたので、「余裕だぜ!」と答えたら、「さすがだな!」と言われ頭を撫でられた。
なんでこいつは頭を撫でるんだよ。嬉しいけどよ…そういうのは悠二にしてくれよな。と思いながら俺はテストを受けた。
テスト終了後、翔と一緒に教室に戻ると、
「翔、陽介どうだった?」
と悠二が声をかけてきた。
「俺は余裕だぜ!」
と翔が答えると悠二は「さすがだな!一応赤点は回避出来そうだ!」そうドヤ顔で言っていた。
てかなんでドヤ顔なんだよ!そこは安心するところだろうがと思いながら、「この調子で次も頑張れよ!」と俺は悠二に言っておいた。
ちなみに俺と翔の結果は俺が1位、翔が3位だった。やったぜ翔に勝った!
悠二はと言うと全校生徒250人中108位だった。