珍議題答弁
はーい、静粛に!
今回の議題、なぜ貴方はラーメンをフォークで食べるのですか?について答弁してください。
それでは挙手お願いします。
「はい!」
では、田中さん、お話ください。
「それはですね‥‥」
「そもそも、ラーメンをフォークで食べはじめたきっかけはですね、コンビニでカップ麺を購入したことが始まりです、はい。いやはや、カップ麺を購入した際、コンビニの店員さんからフォークをいただきまして、これがなんと食べやすい。こうして、私、田中はラーメンをフォークで食べはじめたわけであります。」
(大勢の人の騒ぐ声)
静粛に!静粛に!
他に意見がある方は挙手でお願いします。
「はい」「はーい」「はい、はい!」
では、齊藤さん、どうぞ。
「はい、俺は斎藤さんだぞ!そりゃ〜ラーメンはフォークでしょう。あのフォルム、そして扱いやすさ、何より私は洋食派なんで、はしなんか使いません!」
すると、ラーメンは中華だろー、とか眩しいゾーなど様々なヤジが飛び交った。
静粛に!静粛に!
他に意見ありますかー?反論でもなんでも良いですからねー。
「はーいはいはい!」
では、鈴木さん、どうぞ。
「鈴木です。私がフォークを使っているのは、ひとえに男女問わずモテるからであります」
「ラーメンを食べる時には、大多数がはしを使います。当たり前のようにはしを使います」
「しかし、はし以外の食器を使う事により、他と区別化。ひいては、特別感が備わります」
「手で食べるとヤケドします。スプーンはそもそも麺をつかめない。ナイフも、論外です」
「そうなるとフォーク一択でしょう。私は、フォークで食べた事をきっかけに結婚するこ」
長い! 鈴木さん、もういいです! では他に意見は!
では、次は清水さん!
「ラーメン愛好会のリーダー、清水と申します。今回の議題、大変遺憾に感じております。何故ラーメンをフォークで食べるのですか?ストローで吸うのなら一歩譲って許せますが、フォークでたべるなんて‥‥絶対にありえません。絶対に!」
そういうと、清水は黒服に両手を掴まれ、部屋の外に出されました。
んーそんなに否定されてもこまりますねぇ。
では次、どなたかいませんかー?
「はいよー」
では、山田さん、どうぞ!
「えー。ラーメンを作る側からも、一言」
「とんこつラーメン『山田屋』を営んでおります山田と申します。よろしくお願いします」
「山田屋のとんこつラーメンは、他のお店とは一味ちがいます」
「まずは厳選した旨味の強い豚骨だけを、これでもかというほど長時間、煮込みます」
「そこに鶏、牛、魚介。さらには馬、鴨などの旨味を入れて超濃厚スープに仕上げます」
「極めつけには、最後に納豆を入れる事によって信じら」
山田も、黒服に部屋の外に連れていかれました。
ただの宣伝じゃねーか!
次は佐藤さんどうぞ!