僕の生き方。

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1人目

僕は指田健二(さしだけんじ)。
普通のサラリーマン。
いつも通り仕事にいこうとすると…
「うっ…」
急に頭痛が起こった。僕は玄関に倒れた。

2人目

玄関に倒れたと思ったけど
いつの間にか森の中にいた

しかも 花も虫も 僕よりずっと大きい
僕は小さくなったみたいだ

3人目

 まるでオールディスの「地球の長い午後」の世界に迷い込んだみたいだ。
 
 ビル群のように際限なく続く無数の芝生が目の前に巨大な壁となってたちふさぐ。
 
 細く続く砂利道の一粒は岩の如く重厚さを醸し出し、殴っても傷一つつけることはできないだろう。
 
 少し離れた先には巨大な要塞達がうごめき、それらがアリだという事に気づいたのは興味本位で近づいた後であった。
 
 僕はどうなってしまうんだ。

4人目

「とにかく…進もう」
僕は身を決して進んだ。
大きい大きい草や岩、虫たちを乗り越えて。

そして、僕は目の当たりにした。
都会だ。大きい大きい、空まで届くようなビル。
でも、よく見えないものがひとつある。
自分の家だ。何故自分の家がないのか。
足が痛い。
「ヒィッ!」
そこにいたのはさっきのアリだった。ほんとに大きくて、
巨人のようだ。
僕は都会から離れ、草むらに取り残された。
僕はどう生きたらいいのか?

5人目

蟻の軍団に取り囲まれていた
食べられる?
僕は覚悟をしてしゃがみこんだが
蟻達は通りすぎて
都会のビルの群れの中に消えていった。

6人目

 行くあてもないから地面に寝転んだ。
どれほど小さくなっても空の大きさは変わらない。
秋の雲眺めて思った。
 小さくなって、よかったのかもしれないな。僕の家はどこかに行ってしまったが、元々あの家は狭かったのだ。
妻を喜ばせようと思って、都会に無理して建てた一軒家は、払った額に見合わぬ小ささだったじゃないか。日当たりも散々だったじゃないか。そうして妻は、ちっとも喜ばず、日当たりが悪いからカビが生えて大変ねなどと言ったろう。馬鹿みたいだ。あんな家建てるくらいなら、瀬戸内海に一人で遊びに行きたかった。
 そうだ瀬戸内海へ行こう。僕は小さくなったが、それは会社からも家族からも自由になったということでもある。家も、満員電車も、飲み屋のカウンターも僕には狭すぎたのだ。今はもう何もしがらみはない。
 さぁ、どうやって瀬戸内海へ行こうか。

7人目

それは簡単に思いついた。虫の大きさになったのなら旅行客のカバンに気づかれないように張り付いて行けばいいのだ。

「東京から瀬戸内海の見られる街に行くには………、あっカバンに引っ付かなくても行ける!」
そう、東京駅21時50分発の寝台特急サンライズ瀬戸にこっそり乗車すればいいのだ。
「これなら終点の高松にひとっ飛びで行ける!」

そこでふと思う、ここはどこなんだと。いい案を思いついたのだが現在地が分からないので、東京駅にどのルートで向かえばいいのか分からないのだ。
サンライズ瀬戸・出雲には何回も乗っているから発車番線までわかるのだがこれは困った。まずは現在地がわかる目印を探さなくちゃいけない。

しばらく歩くと新田三丁目と書かれた物を発見する。
だが「新田三丁目ってだけじゃあ、ここが何県か分からねぇな。」ということで再び歩き始めるのだった。

8人目

しばらく歩き続けると、道路を発見した。
「…やった!!道路だ!!」
もう夜の街。明かりはほぼない。
すると「新田三丁目」の看板を再発見した。
「見つけたのはこれか…」
左右を確認してみる。すると奥の方に川があるのが見えた。
「川…水!!」
もう脱水症状のなりかけだ。早く行こう。
そういって走った。
そこの川は「荒川」といい、埼玉、長野、山梨に繋がり、東京湾に流れているのを知った。
「ここは東京の…」
「いや待てよ?長野って中部地方の西だよな?じゃあ、一寸法師みたいに流れていけばいいんじゃ…」
でもその考えはやめた。
山だらけだからだ。
とりあえず水をたくさん飲み、東京駅を探し続けた。
「いや待て。」
駅の気配が一つも感じ取れない。
そう。一番近い駅は東京都足立区の小台の「足立小台駅」だった。
ここから車で6時間もかかる。
「終わったな…」
そういって荒川のそばで座り込んだ。

9人目

しばらく考えこんでいるとブーンと音をたて船が通過した
そうだ船で東京湾にでればいいんだ
お台場か芝浦あたりにでれば電車に乗り新幹線にも乗れる