俺は桃のお姫様みたいにさらわれる。

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1人目

ん………あれ……俺は今まで何してたっけ………
とりあえず起きなきゃ。
と体を動かしたが全く動かない。
「ンーングンー」
俺は縄で手足を縛られて猿轡を噛まされていた。
(えっなんで?……俺はなんで縛られているんだ?………あっ思い出した。学校から帰る途中でいきなり後ろから男に何か薬品を嗅がされたんだ。)
下校中にどうやら俺は誘拐されたらしい。
必死にもがいてみるが縄はビクともしない。
「ようやく目が覚めたか!」

2人目

俺の目の前にはスーツ姿の男がいた。
「ンーングンー!!」
「うるさい!黙れ!!このクソガキがぁあああ!!!」
そう言うと男は持っていた鉄パイプのような物で思いっきり頭を殴ってきた。
ゴッッッッッ!! 鈍い音が部屋の中に響き渡った。
痛ってぇええええ!!! 頭が割れるように痛てぇえよぉおお!!! あまりの痛みに涙が出てきた。
「お前のせいでなぁあ!!俺の人生滅茶苦茶になったんだ、だからさ、責任取れよなぁあ!?」
男がそう言うと何やら注射器を取り出してきた。
嫌だ!ヤダ!ヤダァア!!! 俺は恐怖心に襲われ暴れるがやはり身動きが取れない。
すると首筋にチクリとした感覚があった。
そしてすぐに全身が熱くなってきた。
「ふぅ~これで大丈夫かな?」
男は満足げな表情を浮かべていた。なんだこれ体が熱いぃいい!!
「ングンーーンー!!!」
叫び声をあげるとさらに体の熱さが上がってきた。
苦しい……息ができない……助けてくれぇえええ!!
「おぉ〜これは凄いな……」
そんな事を呟きながらこちらに向かってくる。一体何をするつもりなんだ? すると男は俺のお腹に手を当ててきた。
ゾワッとする感触が全身を襲う。
そして今度は俺の股間に触れてきた。
「ぐっ……ふぅうんん」
俺は体を仰け反らせてしまう。
すると男はズボンを脱ぎ始めた。
嘘だろ……まさか……。
俺はこれから起こるであろう出来事を想像し青ざめる。