異世界転移した彼は変態さん!?

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  • ファンタジー
  • 性的描写有り
1人目

俺は高橋涼平だ。そして今異世界に居る。言っている意味がわからないって?俺も分かっていないから大丈夫だ。そんな訳で現在、俺は見知らぬ土地の見知らぬ街を歩いている。……いや、本当にどこだよここ!
「はぁ~」
思わずため息が出る。俺はほんの今学校の昇降口から出てきたはずだ。それなのに、気がついたら知らない場所に居たのだ。一体何が起きたんだ……。しかも、周りを見渡すと、明らかに日本ではなさそうな光景が広がっている。どう見ても西洋風の建物が立ち並んでいるし、行き交う人を見るとだいたい15から18歳くらいの男の人で、服装は学ランを着ている。
俺はステータス画面を開いて確認してみる。するとそこには『異世界』という文字があった。そしてスキルに『アイテムコピー』と『アイテムボックス』があった。……うん。これは間違いないな。夢じゃないっぽい。俺は今、異世界にいるらしい。つまりここは地球とは違う世界ってことか。なるほどね。まあ、そうでもなければこの状況の説明がつかないもんな。
「アイテムコピーがあるって今着ている学ランを増やせたりするのか?」
試しに頭の中でアイテムコピーと唱えてみるとアイテムボックスに学生服1式が収納されていた。おおっ!凄いなこれ!さすがチート能力。何でもできるんじゃないか?
「学ラン大好きな俺にこんな嬉しいことはないぜ!」
と俺は調子に乗って学生服1式を500着まで増やしてしまった。
「おお!すげぇ!」
アイテムボックスの中に収納された学生服は皆新品同様に綺麗だった。さて、次は何をしようかな。とりあえず腹が減ったので何か食べることにしよう。しかし金がないぞ……。この世界の通貨が何なのか分からないけど、もし円じゃなかったらどうするんだよ……。
「まあ、いいや。なんとかなるだろう」
楽観的な考えで街を歩くことにした。

この時は学ランを増やす事に無知で気づいていなかった。ユニークスキルに不老不死がある事に…。

2人目

えっ?まぢで?
学ランと交換でなんと食べ物が手にはいってしまった
しかしすごいなマンガに書いたようなでかい肉の塊
「¥$&%!」
しかし言葉はわからないなんか果物らしきものを篭にいれた耳が大きくて小柄な人間が俺が物々交換をしたお店を指さしている
オオ!着ているさきほど肉くれた熊耳のおっさんが学ランを着ている
つまりこいつも学ランと交換してほしいのか?
まあ五百もあるしいっか
俺が学ランをだして差し出すと耳がでかいのも着て跳び跳ねた後に果物の篭をだした
するとまわりも次々とイロイロなものを持ってきて
市場は学ランを着た生き物達だらけになった
俺のまわりはイロイロな物だらけに

3人目

アイテムボックスに全て収納し、肉や果物と言った食料は可能な限りコピーして増やしておく。
そして再び街を散策していると「涼平じゃねぇーか!なんでこんなところに……。」と声をかけられる。
振り返ると親友の黒崎純がいた。俺は純によって食堂に連れていかれ、事情を聞かれた。
「まさか涼平も同じようにこの世界に来ていたなんてな………。」
純もついさっきまで家にいたが、俺と同じようにこの世界に来たらしい。

分かった事はこの世界の人間は13歳から18歳までの男性が多く、女性や18歳以上の男性は比較的に少ないらしい。ただし獣人は除く。
そして13歳から18歳までの男性は学ランしか着用出来ない法律があるということ。
「しかし何故に学ランなんだ?」
「さぁ、異世界転移した奴が作った法律じゃねぇ?涼平みたいな学ランフェチの奴が。」
「それならちょっとありがたいな!」
そんな会話をしつつも自分達のステータスを確認しようという事になり、改めて見てみると「えっユニークスキルに不老不死があるんだが………。」純がそう叫ぶ。
「純もか!俺もユニークスキルが不老不死だ。」
俺たち二人は不老不死になってしまったらしい。