玄関から出るとそこは異世界だった。

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  • ファンタジー
  • 性的描写有り
  • 残酷描写有り
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1人目

学校に向かうため家から出ると、そこは異世界だった。
「は?」
意味が分からなくて家に引き返そうとしたが扉が無くなっていた為に家に帰ることも出来なくなった。

「ちょっとこんな草原でどうすればいいんだ!」
そう叫んでいると『ピコーン』とスマホが鳴る。ポケットから取り出し見てみると『あなたのステータスが追加されました』そんな通知が来ていた。

「ステータスってますます異世界感が強くなってきたなぁ。」
自分のステータスが気にならない訳がないのでその通知をタップしていつの間にかダウンロードされていたアプリを開いた。

2人目

アプリを開くとこんな感じに表示される。

『ステータス』
名前:木村陽介
年齢:16歳(不老不死)
性別:男
種族:人間族
ユニークスキル:不老不死、全言語翻訳機能、アイテムボックス、アイテムコピー
スキル:全属性魔法Lv.3、料理Lv.2、剣術Lv.4、槍術Lv.5
服装:黒の学生服
持ち物:学生鞄
称号:制服を着るのが大好きな男、制服を着た男子を見ると興奮する男
備考:制服フェチの高校生1年生の男子。学校では女子から爽やか系のイケメンと噂される程の人気者だが、実は制服を着た男子でしか興奮しないという変態である。自身も制服を着るのが大好きである。(男子制服限定)

「んー?ちょっと待て!称号と備考欄おかしくね!?」
思わず声を出して叫んでしまった。だっておかしいだろ?何で俺の称号に制服フェチがあるんだよ!しかも性癖まで書かれてるし……これじゃあまるで変態みたいじゃないか!!

3人目

「あんたのは、さほど間違っていないんじゃないかな?」

上から声がして、見上げると
幼馴染が空に浮かんでいた

「朱音!!オマエまでアプリインストールしたのかよ?
羽!?飛べるのか?」

「まぁね、流行っているでしょ今。よっと」


地上に降りた少女は陽介にアプリを見せた


『ステータス』
名前:雨宮朱音
年齢:16歳(歌手)
性別:女
種族:エンジェル
ユニークスキル:全言語翻訳機能、アイテムボックス、アイテムコピー、傷ついた相手を全回復
スキル:全属性魔法Lv.8、料理Lv.9、剣術Lv.0、槍術Lv.0、弓Lv8
服装:セーラ服
持ち物:学生鞄
称号:犬好き
備考:とにかく犬が好きで、犬をみかけるとどんな状況でも犬に飛びつき撫でまくる(見方でも、敵でも、すべて)



「変だよね、どちらかっていうと私は猫好きなのに…」

「そこかよ!!!ってレベルオレより高いな!!」


二人はでたらめなステータスとにらめっこしていた。

4人目

「ってかあんたのユニークスキルの不老不死ってなんなの?」
「どうやら年も取らないし、死なない体になった様だ。」
「ふーん。」
朱音は興味が無さそうな返事をした。
俺たち二人はとりあえず街を探そうと草原を歩き始める。

しばらくしたら「陽介〜!」と俺を呼ぶ声がした。振り返ると親友の加藤春樹が走って来た。
「お前も居たのか!」
「よかった、知り合いがいて………。陽介会いたかった!」
春樹が抱きついてきた。本当にこいつは俺に抱きつくのが好きな奴だ。しばらく好きな様にさせておいた。

「春樹落ち着いたか?」
「ああ、すまんな陽介。」
「春樹あんたのステータス見せなさいよ!」
俺たちは春樹のステータスを確認する。


『ステータス』

名前:加藤春樹
年齢:16歳(不老不死)
性別:男
種族:人族
ユニークスキル:不老不死、アイテムボックス、アイテムコピー、鑑定眼、言語理解
スキル:拘束、剣術7、槍術5、棒術3、弓術2、身体強化4、隠密1、気配察知6、料理1、錬成8
服装:黒の学生服
持ち物:学生カバン
称号:木村陽介を愛する者
備考:陽介の事が好きすぎてヤバい奴。陽介の言う事ならなんでも聞くしなんだってする。


「あんたら二人ってそういう………ごちそうさまです。」