LOVEキュン学園

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1人目

落ちる
落ちていく
なぜ
階段を登ったはずが落ちているんだろ?
ドンガラガッシャーン
「ギャー!」
派手に降ってきた本と悲鳴にビックリしすぎて声もでなかった
私の名前は倉橋明華葉(クラハシアゲハ)
カラクリ学園と言われる『御庭学園』でトラップガールという愛称を貰ってしまった
平凡な女子中学生
まったくやりたくて毎回カラクリにはまってるわけじゃない
今日も順調に飛び越えなきゃいけない階段をふんだらしい
「イタタ、またアゲハかよ。」
「なんで落ちる所にいる確立たかいのよあんたは。」
本と私の下敷きになったのは服部純
おさななじみで副学園長の息子である
「また補習になるの嫌だから出口教えて。音楽室だからね。」
「嫌だ..」

2人目

「ジュンは、ケチだよね」

「お互い様!オマエ、ほんとドジだな。
何度も落ちてくるなよ。重いから。」

「うっ……毎度毎度、私の行く先に
あんたが寝てるのが、悪いんでしょ!?」

「寝てねぇーし!
毎度毎度、踏まれるこっちの身にもなれよ!」

2人は、文句言いながらも
チカラ合わせて、懸命に音楽室へと向かった

3人目

ピーヒャララ
チャラリーラリチャラリラリラ
「こらー!服部、玉村まぢめにやるきないなら土方先生のもう特訓受けてもらうぞ。」
お囃子とラーメン屋の音をききながらジグリの曲を吹けと言われても無理だけど土方の武道なんてイヤー
結局、授業に間に合わなくて補習になってしまった
「倉橋はいいぞ、服部が悪いんだから。」
「なんで俺のせいなんだよヤンキー。」
「倉橋の流血してるひざみればわかる。服部おまえは土方先生の剣道だ。」
「いやだあ。宮本のサッカーの....」
「服部、俺の猛特訓受けたいかわかったこい。アゲハさん、ありちゃん呼んだから座ってな。いいですよね金子先生?」
「いい座ってな立たせて悪かった。」
イケメンの体育の先生にヤンキーも負けてる
純はヒイーといいながら宮本先生にひきずられていった
「僕は縦笛より剣道のほうがいい。土方先生のとこいってきます。」
玉村くんにとっては天国なのかも剣道も柔道も強いから
「ランくんなんで遅刻したの?」
「古文がおもしろすぎて読みながら歩いてたらトラップをふんでしまって屋上まで飛んだ。アゲハ、山南先生の研究室まえの階段はつかわないほうがいい。」