ホテル『スコークス』の呪い
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2年前
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俺は雷(いかづち)快斗だ。男子校に通っている高校2年生の男子だ。
「おはよう。」
とクラスメイトに挨拶をして自分の席に座る。
そしていつもの様にクラスメイトと他愛もない話をしてホームルームの時間まで過ごす。
「なぁなぁ、今日、学校終わったらあそこ行ってみないか?」
と悠二が言う。
あそことは行く人が皆行方不明になる事で有名な廃ホテルだ。
「お、面白そうじゃん!」と俺達はノリノリだった。そして放課後に噂のホテルに向かった。
「ここだな、見た感じいかにもな雰囲気だなぁ。」と悠二は言う。
確かに雰囲気があるなぁと思いながら俺達は中に入っていく。中に入ると薄暗く、少し埃っぽい臭いがした。
部屋を一つひとつ見て回る。元ホテルだけあって広い。しかし、何も起こらなかった。「やっぱりただの噂か?もっと探索しようぜ!」と言いながら探索を続けていると、突然目の前の壁が崩れたのだ。そこには地下へと続く階段があった。
「おいおい!こんな所に階段なんてあったのかよ!」と興奮気味で悠二は言った。
そしてその階段を下っていくと大きな扉があり鍵は開いているようだったので入ってみると、そこは体育館倉庫みたいにバスケットボールや跳び箱などが置いてある場所だった。
「ホテルにバスケットボールに跳び箱?何なんだここは?」と悠二は不思議そうな顔をしながら言った。
「高校とかが合宿所として使えるようにしているんじゃないのか?」と俺が答えると、「まぁそんなもんなのかね。」と悠二は納得していた。