特殊な校則(ロング版)

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1人目

俺の学校には特殊な校則がある。

それはカッターシャツの下には体操服を着用し、カッターシャツはボタンを全部止める。

そして学ランのボタン全部と詰襟のホックは止めて着用。カッターシャツの裾はズボンに入れること。極めつけがこの学校に在籍中は学ランを1度も脱いではいけないことだ。

ちなみにこの学校は全寮制になっている。俺はこんな校則がある学校とは知らずに受験し、不幸にも受かってしまったから仕方なく今日の入学式に来ている。

2人目

「新入生諸君、入学おめでとう」
 ゆっくりと壇上へ上がった生徒会長が、全体を見渡すようにして新入生に向け挨拶を始めた。生徒会長の学ランは俺たち一般生徒と違い、プラチナで出来ているのかと思うほど白く輝いている。それを見事に着こなした精悍な顔つきの会長が、壇上で笑顔を見せた。
 脇に並んだ生徒会役員らしい先輩たちから拍手が起こり、それは体育館全体へと広がっていく。
 入学式は会場である巨大な体育館の半分を使って行われている。残りの半分は、黒い幕で仕切られ向こう側が見えない。
 体育館は四角い形状で、むき出しの鉄筋が目立つ頑丈そうな造りだ。おおよそ通常の体育館とは構造が異なっていて、まるで格闘技でも行うかのようなコロシアムに似ている。天井にはいくつもの移動式カメラと、サーチライトのような照明が設置されていて、ところどころにサンドバックを小さくしたような謎の黒い袋が釣り下がっていた。
「ご存じの通り、我が聖衛高校は全寮制である。その理由を知る新入生はおそらくゼロだろう」
 うやうやしく始まった生徒会長の挨拶は、後方の黒い幕が落とされることでピークを迎える。
「まどろっこしい説明は、かえって混乱を招くだろう。百聞は一見に如かずだ。それでは見てもらおうか、わが校の真実というやつを」
 うわあ、という歓声とも悲鳴ともつかない声が生徒たちから上がる。
 はらりと舞い落ちた黒い幕の向こうには、巨大なゲートがあった。それはどろどろと渦巻くエネルギーの塊のようなもので満たされていて、先に何があるかは確認できない。
「このゲートは、ある場所と繋がっている。諸君にはこれから、このゲートから現れる様々なモノと交流を試みてもらうことになる」
 それは友好的な交流であったり、時には少々物騒な交流であったりもするだろう。生徒会長の言葉がそう続けられると、もう一度生徒たちがどよめいた。
「物騒な交流ってなんだよ。お前知ってたか?」
「いや、俺も初耳だ」
「俺、聞いてないぜこんなこと。ただ定員割れしてて誰でも入れそうだから試験受けただけで、知ってたらこんなとこ来るかよ」
 新入生の間から次々に不満が漏れる。それを制するように、生徒会長が一段と声を張り上げた。
「安心してくれたまえ、諸君らの制服は特殊な加工が施されている。いわば身を守る鎧と言ってもいい物だ。また、目覚ましい活躍をした者には、さらに高性能な制服や装備も支給される。ここは力のみが正義の場所。存分に三年間を戦い抜いてくれたまえ」
 また先輩たちから拍手が起こったが、もう誰もそれに続いて拍手する者は居ない。新入生の顔は一様に引きつり青ざめている。俺も同様に言葉を失っていた。
 その後の役員たちの説明で、寮だけは安全地帯として結界が張り巡らされている事が伝えられた。そこでは学ランを脱ぐことも許可されていて、比較的自由に過ごすことが出来るらしい。しかし裏を返せば、寮以外の場所は常に危険が伴う場所とも言える。そう考えると途端に足が震えた。
「明日は武器の支給と説明が行われる。今日と同じ時間にまたここへ集まってくれたまえ」
 生徒会の説明の後、俺たちはようやく寮に帰されたが、誰一人として表情を崩す者は居ない。
 俺たちの戦いは、もう始まっているのだ。
 ここから抜け出すことは可能なのだろうか。それとも戦い抜いて何かを変えなければ、現状は変わらないのだろうか。とにかくそれを見極めるためにも、仲間は必要だ。俺はそう考えながら、二人部屋である自室の扉を開いた。

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わざとじゃないのなら、せめてリレーできるように続けてほしい……
一応一所懸命展開させようと考えて書いているから。
毎度毎度下ネタ、BL、学ランフェチ、電マにイケメンに不老不死で本当にワンパターン。
リレー小説サイトなのにリレーを阻止する気満々っておかしいでしょ?
何しに来てんのって感じ。
性的描写有りとかの指定がない場所では下ネタBLフェチネタなども控えてほしい。
まあ、届かないし響かないんだろうけど。そうでなくちゃ一人居座って同じような冒頭量産しないよね。
このサイトが過疎なのも納得。これじゃ誰も居つかないよ。さみしいね。
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3人目

寮の同室となるのが佐久間晃希というめちゃくちゃ学ランが似合うイケメンだった。
ちなみに学ランを脱ぐ許可がされているとはいえそれはランクが高い者のみだ。入学したばかりの俺達は学ランを脱ぐ事が出来ない。
「齋藤ってめちゃくちゃ学ラン似合うよな。イケメン羨ましいぜ。」
佐久間がそんなことを言った。お前が言うなイケメンめ。
「お前だってイケメンだろうが。」
そしてこの異常な学校について話す。
「学ランを脱げないなんて一体どんな学校だって話だよな。」
「俺は別に学ラン脱がなくてもいいと思っているけど?」
「佐久間って学ランフェチなのか?」
「カッコイイだろう学ランって。」
「確かにカッコイイけどさ…。」
だけどずっと着ていたいとは思わない。だが脱ぐ事が許されていないから仕方なく着ているだけだ。

そして学ラン着たまま寝る体験をし、翌日武器の支給を受けるために昨日と同じ場所に向かった。
「お願いします。」
そして支給された武器が銃だった。そして全員が武器を支給された時に『只今より交流会を行います。』というアナウンスが流れる。
「今からこのゲートから異世界の男が出てくる。男にはスプレーを手にしている。そのスプレーをかけられると学ランフェチにされてしまい、しかも不老不死になるから注意な。」
と説明されるとゲートから一斉に男が現れた。
本当に突然だったから5人くらいスプレーをかけられていた。その生徒たちは「学ランって最高……。もう脱ぎたくない。歳も取らなくてもいい…。」と言っていた。
ちなみに佐久間は自分からスプレーをかけてもらっていた。

俺は必死で銃で攻撃していく。ちなみにモデルガンなので殺す事は出来ないが怯ませる事はできる。
まぁモンスターではないから殺すのは躊躇う。
ちなみに制限時間が1時間で耐えきればランクが上がるのだ。スプレーをかけられた生徒は脱落者ルームに移動していた。脱落者ルームでは先生に生徒がズボンの上から電マを股間に当てられ続ける地獄のような罰ゲームが行われていた。

俺はなんとか頑張って残り時間はあと10分だ。
ちなみに開始時580人いた生徒が今は65人まで減ってしまった。
「学ランフェチと不老不死にはなりたくないからあと10分頑張ろう。」
だが最後の最後で男が大量に追加されてしまう。

そしてあと1分のところで惜しくも俺はスプレーをかけられてしまう。
「ああっ………学ランって最高……学ラン脱ぎたくない。……。」
そう口から出てしまう。油断して俺は不老不死の学ランフェチになってしまった。
ちなみに最終的に残った生徒はなんと2人だけだった。
俺は脱落者ルームに向かい佐久間の隣に立つ。
「佐久間ズボンやばすぎ。」
佐久間のズボンは濡れていた。
「何度イって何度潮ふいたか覚えてねぇ。学ラン最高だ。」
そして俺も先生の手によってズボンの上から電マを股間に当てられてしまうのだった。

4人目

そんな電マな昨日が明けて、今日は休日だ。
佐久間がパソコンに向かっていた。熱心に文字を打ち込んでいる。
何してるんだ? 佐久間。そう尋ねると、佐久間は振り返った。

「リレイブっていうサイトで、リレー小説を書いてるんだ」
リレー小説? リレーなの? お前、小説なんて書けたんだ。すごいな。どれどれ……。
へえ、本当にリレーだ。展開が読めなくて面白いな。いろいろな人が書いてるんだな。

「ああ。面白いよ。自分じゃ思いつかないような発想が出てきてね」
でも、リレーがしづらそうな、難しそうなのも、たまにあるな……。
「人それぞれだからな。でも、だからこそ、どうやってつなげるかも面白いんだ」

「それに、俺だってリレーしづらい文章を書いてしまってる時もあるだろうからな」
今朝はどれぐらい書いてるんだ、と尋ねると「数時間ぐらいかな」と返ってきた。
結構な労力だな……。その人の寿命の数時間、エネルギーも使って書いてると思うと。

大げさだけど、なんか命を削って書いてるような感じもするな……。
「本当に大げさだな」と佐久間は笑う。
「でも、だからこそ。書いた人も、読んだ人も報われる何かであってほしいと思うな」

なるほどね。ところで、佐久間。休日は寮で飯、出ないから、あとで食べに行こうぜ。
「そうだな。何を食おうか?」
そうだなー。何にするかな……。次に書いてくれる人が決めてくれると助かるな。

「なに食うかぐらい決めろよ!」そう言って、佐久間は愉快そうに笑った。