災の世界
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30人リレー
4か月前
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1人目
俺は赤死夜 拳。貧困な家庭で育ち、バイトで明け暮れる毎日だ。
「大変だなぁ…。」
平和な日常を過ごし、日々忙しい時期もあった。
そんなある日、通学中に不思議なビー玉を拾う。
「何だ?これ?落とし物なのか?」
ビー玉の事を何も知らず、持ち運んだのであった。
のの
2人目
「うぉっ!」
それは突然起こった。いつも通り高校でつまらない世界史の授業を受けていた時のこと。昼休みの後ということもあり眠気に負けて船を漕いでいた拳はいきなり体全身に響き渡る強烈な振動に叩き起こされたのだ。
思わず目を覚まし授業中だというのに椅子から立ち上がる拳。
しかしクラスメイトはそんな拳の奇行を気にもとめなかった。クラスメイトは皆周囲の仲間と顔を見合わせていて拳のことを気にしている暇がなかったのだ。
「地震?」
「ヤバい、凄い強いぞ!」
「皆、机の下に!」
振動が収まるどころか徐々に強くなっていき俄に教室が騒がしくなっていく。天井の蛍光灯が落ちたことを機に教室どころか、他のクラスの生徒らしき悲鳴すらも聞こえてくる。