年内に収束
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2日前
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2人目
13月1日、誰もが平穏な12月の生活を終え、新しい暦を迎え入れた。しかし、奇妙な静けさが街を覆っていた。人々は「13月」という言葉を口にせず、ただ黙々と、1日、2日と、日を数えていた。カレンダーは書き換えられ、テレビのニュースも新しい日付を報じている。
だが、子供たちは学校で「12月の次は1月だよね」とわざとらしくささやき、年配の夫婦は「もうすぐ正月だね」と、ひっそりと正月の準備を進めていた。政府の思惑とは裏腹に、人々の心は「13月」を拒否していた。
ペンギン
3人目
政府は対策を考えていた。年内にウイルスを収束できなかったということを認めざるを得なくなり、公約を守れなかったと辞職を決断するしかなくなってしまうからです。
しかし、皆が諦めていたそのとき、一つの提案が出た。それは、24時間で1日の日付が終わるのと同様に、24月が終わったら、年内が終了だというにしたらどうかという提案だったのだ。
政府は、至急首相に確認をとることにした。