怪しい仮面

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1人目

突然、視界が元に戻った。
京一は自宅であるボロアパートの部屋に立っていた。男は仮面を手に持ったまま、じっと京一を見つめている。
「お前も感じてるだろ? この部屋の気配。あいつらが近づいてきてる。」
京一は言葉を失い、ただ震えるばかりだった。男は仮面を京一に突きつけ、「これを自らの手で壊せ。さもないと、お前もあいつらと一緒に…」と言う途中で、言葉を飲み込むように口を閉じた。

2人目

「この仮面を僕が壊す!?それが本当に正解なの?」
京一は仮面を受け取るが、壊すべきかどうや悩んでいた。

「本当に私を壊すのか?私を壊せば、後悔するぞ……」

「仮面が喋った!?」
悩んでいると、仮面が急に喋りだしたのがわかり、京一は驚いていた。

「仮面を壊さないと、助からない」

「やれやれ……そうだ。良いこと思いついた。ふん……」

「うわっ!?な、何!?急に仮面がくっついてきて……は、離れない!?」
京一は、仮面を必死に剥がそうとするが、全く剥がせなかった。