誰もが「能力」を持っている世界の話

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1人目

「強盗だ!お前ら手を上げろ!!」
とある街中のコンビニに、覆面を被った男たちが乱入した。
彼らが握っているのは拳銃。

「おいヤベー、どうすんだよ…」
「俺無理だよ、しょぼい能力しか持ってないし…」
店内に居合わせた人々がざわめき、怯えた目で互いを見合う。
誰もが生まれつき「能力」を持っているこの世界では、超常の力が常識であり、日常であった。だが誰一人、前に出ようとはしない。理由は簡単だ。銃弾は並大抵の能力者にとっても致命傷となるからだ。

しかし、その空気を切り裂くように――
一人の青年が、ゆっくりと前へ進み出た。

2人目

「お前たちの未来はもう詰んでいる。無駄な抵抗はやめたほうがいい」
青年は、拳銃を持った覆面の強盗達に余裕な態度で近づいていた。

「ふざけるな!こっちは、拳銃を持っているんだぞ!怖くないのか!?」
覆面の強盗達は、震えながら、拳銃を持っていた。

「俺に拳銃は、当たらない。もう一度言う。俺に拳銃は当たらない!!」
青年は、怖がるどころか、何か自信というよりも確信に近いものがあったからか、より強気の態度で近づいていく。