壁に取り付けられた桃色のランプと、赤いランプが点滅していた。
そういえば、このランプって何の意味があるんだろう？
よくわかんないけど、多分何かしら意味はあるんだよね…？そんなことを考えているうちに、ランプの点滅が激しいものになっていく。

チカチカ…チカチカ…
激しいランプの点滅に目が眩む

少し気分が悪くなった気がした。

更に気分が悪くなり、その場で倒れてしまう。暫くして、身体を起こすと、先程まではなかった光景が目の前に広がっていた。その光景に思わず、口が塞がってしまっていた。

身体を起こすと、目の前に広がっていたのは、見慣れたはずの部屋ではあったが、すべてが逆さまになっていた。

天井には家具がぶら下がり、床にはシャンデリアが突き刺さっている。窓の外に広がるはずの景色は、すべてが墨で塗りつぶされたように真っ黒だった。桃色のランプと赤いランプは、未だに点滅を繰り返していた。その光に照らされる部屋は、まるで自分の心の中を映し出したかのように、乱雑で、混沌としていた。