地球の異常
大規模な天変地異、地球は暗黒期に入り、温暖化で気温が上がり続けていた。
大事件だと、テレビ局は大騒ぎして報道していた。
しかし、男子生徒達は女子の透けブラや水浴びを喜んでいてこのまま気温が上がって女子の制服が水着になればいいと言い合って喜んでいた。
女子はそんな男子達を見て、幻滅していた。
地球全体が何かおかしくなってきている、それは男子生徒達にも影響が及んでいた。
温暖化の影響は日を追うごとに深刻さを増し、学校のプールは年中無休で開放されるようになった。男子生徒たちの邪な期待は現実のものとなり、制服は薄手の生地に変更され、体育の授業や清掃活動では水着が推奨されるようになった。
しかし、水着姿の女子生徒たちの表情は暗いままだった。男子たちの歓喜の声も、以前のような純粋な興奮ではなく、どこか現実から目を逸らすような、病的な高揚感に変わっていった。彼らはもはや、透けたブラや水着に興奮しているというより、この異常な日常を「楽しい」と錯覚することで、差し迫る危機から精神を守ろうとしているようだった。
唐突に天気が変わると豪雨が降り注ぎ、校庭が瞬く間に膝上まで水に浸かった。窓の外の光景に、さすがの男子たちも言葉を失った。
「おい、これヤバいだろ。体育館の方まで水が来てるぞ」
誰かが呟いた。薄手の制服は既に肌に張り付き、透けている。
しかし、誰も女子の姿に目を向ける余裕はなかった。この異常気象の進行は、もう女子の制服の変化を楽しむフェーズを超えていた。
翌日、学校側から更なる通達があった。
「本日より、水の浸水による衛生管理、および体温調節の観点から、全生徒、通年で水着の着用を義務付ける。男子は学校指定の競泳用水着…通称『競パン』を制服の代わりに、女子は指定のワンピース型水着を着用すること」
ざわめきが起こったが、反論はなかった。異常は常識を上書きしていた。
最初こそ男子たちは競パンの異様なフィット感に戸惑ったが、数日が経つとその羞恥心は急速に薄れていった。
全員が同じ状況に置かれ、互いのオスのシンボルの輪郭がはっきりと見える状態が「常識」となれば、それはもはや特別なことではなくなる。
放課後、男子生徒たちは水浸しの廊下を、雑巾やモップを持って清掃していた。水着の着用は清掃のためでもあったが、異常な水位の前に、清掃は焼け石に水のように感じられた。
水に浸かりながら作業を続ける彼らの競パンは、当然ながら濡れそぼっている。その濡れ方が、いつもと違う。
「なんか、水着が硬くなってきた気がする」
誰かが言った。
それは、予期せぬ化学変化だった。
キュッ、キュッ、キュッ
彼等の競パンから、微かな摩擦音が聞こえ始めた。水着が収縮を開始したのだ。
「うぐっ…ぁあああ!」 「痛い!痛いっ!」
男子生徒たちは一斉に両手で股間を押さえ、腰をかがめた。身体の中心部に集中する、布の締め付けによる強烈な痛みに、彼らは顔を歪ませて水浸しの床に次々と膝をついた。
縮み続ける布地は、もはや「水着」としての形状を保っていない。布面積は最初の半分以下になり、最終的に極めて小さなTバック状の面積まで縮小した。
極限まで小さくなった黒い布はもはや性器を覆い隠す役割を放棄しており、むしろその存在を強調する役割しか果たしていなかった。
残された布面積は手のひらよりもずっと小さく、彼らの臀部の割れ目に細く食い込み、前方はというと彼等の雄の象徴全体を強烈に締め上げていた。
限界まで密着した黒い生地は、包み込まれている生殖器の形状をくっきりと浮かび上がらせている。もはや全裸に黒いインクでTバックを書き足したかのようですらある。