新人破壊工作員の初作戦3

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  • 残酷描写有り
  • 性的描写有り
  • 暴力描写有り
  • アニメ・ゲームのキャラ出すのあり
  • 二次創作
1人目

前回の話・・・

特殊部隊『シルバークロウ』の新人破壊工作員のアキラは、廃墟の牢屋から救出したゲイル博士からの誘惑と作戦本部からの新たな指令で、何を信じれば良いのか疑心暗鬼になる。それでも、自分の目的のために、動く決意をする。

アキラは、ゲイル博士を眠らせると、人質として運びながら、廃墟の外に出た途端、グレネードが飛んでくる。油断していたこともあり、グレネードを避けようとして、ゲイル博士を落としてしまう。その結果、ゲイル博士はグレネードに巻き込まれ、命を落としてしまう。その後、周囲は男性兵士達に囲まれてしまっていた。

そこに現れたのが、ライダースーツを着て、バイクに乗って現れた謎の女性だった。彼女の正体は、協力者として通信をしてきたエリザであった。

エリザの助けもあり、無事に敵兵を倒すと廃墟の中で、必要物資を受け取る。武器を手に入れたアキラは、研究所へと急ごうとする。その姿を見たエリザは、経験による夜の中のジャングルの危険、アキラの疲労を感じて、休むように促す。

アキラは、エリザの説得もあり、身体を休めていると、銃撃音が聞こえ、エリザに起こされる。エリザが時間を稼いでくれている間に廃墟から脱出しようとするアキラだったが、エリザが研究施設の邪魔者を排除するために用意された特殊部隊『ケルベロス』のファウンドに捕まってしまう。ファウンドに、協力者の正体がエリザだと知られてしまうと気絶させられ、連れ去られてしまう。

アキラは、ファウンドから受け取ったパスキーを手にして、研究施設の調査及び破壊という初任務に、加えて彼女を救出するために研究施設へと移動を開始する。

「こちら、アキラ。作戦本部、パスキーを二枚手に入れ、これより研究施設へと向かい、施設内に侵入し、協力者であるエリザの救出に向かう」

「こちら、作戦本部。了解した。だが、彼女の正体がバレてしまい、連れ去られてしまったということは、アキラが研究施設に侵入できたとしても、手遅れかもしれないんだ。当初の任務の遂行を第一に行動したまえ……」

「申し訳ないですが、作戦本部の思惑は知りません。どうして、エリザの始末を命令してきたのか、ですが、俺のせいで捕まってしまったんです。俺は、手遅れになる前に彼女を救出してみせます」

アキラは、そう言うと通信を切り、強力な刺客がいつ襲ってくるか、わからないため、ライフルを構え、警戒しながら、移動を開始していた。

2人目

二枚のパスキーを使って研究施設への侵入を果たしたアキラは、施設の地図と照らし合わせながら、最深部へと向かう。
道中で複数の武装した警備兵を沈黙させ、エレベーターを使って地下へと降りた。
地下の廊下は冷え冷えとしており、水滴が滴る音だけが響いている。アキラはかすかな金属音と何かを引きずるような音を聞きつけ、ある部屋の扉の前で立ち止まった。
扉は閉まっているが、漏れ出る唸り声は、紛れもなくあの人型モンスターのものだ。
アキラはライフルを両手でしっかりと構え、パスキーをリーダーにかざした。電子ロックが解除され、扉がゆっくりと内側に開く。
部屋の中央、汚れた床の上にエリザが倒されていた。顔はかろうじて無事だが、スーツはほとんど破られ裸同然の姿になっている。そして、その周囲を、6体のモンスターが囲んでいた。
彼らはアキラの存在に気づかない。クローを外し、獣の顔を低く突き出し、獲物を見つめている。
ついに一人が獣じみた歓喜の声を漏らし、腰の紫の布きれに手をかけ、ゆっくりとずらした。巨大で、悍ましい、剥き出しの局部が薄暗い部屋の中で視認できる。

アキラの指は、ライフルのトリガーに触れていた。心臓がうるさいほど脈打つ。
撃て。
頭の中の声が叫ぶ。だが、指は硬直し、動かない。あの、人間とも獣ともつかない姿。彼らの行動は紛れもなく獣のそれだが、その体躯は、アキラの知るどんな獣よりも「人」に近かった。ゲイル博士の誘惑、作戦本部の冷酷な指令、そして目の前の惨状。何が正しいのか、一瞬だけ、思考が停止した。
(俺は、これを撃っていいのか?)
そんな思考の迷いが、致命的な一瞬を生み出した。
陰茎を握り締めたモンスターが、まるで儀式のようにゆっくりとしかし確実に動き出した。その巨大な亀頭が、倒れ伏すエリザの力の抜けた太ももの間を割り、彼女の女性器の入り口に合わせられる。

3人目

「い、一体何をする気なんだ……」

アキラは、モンスターの行動に頭がついていけず、思考を巡らせている間に、モンスターは、笑みを浮かべ、エリザの女性器の中にその巨大な亀頭を挿入していた。

「ぐっ……ああああ………」

気を失っていたエリザは、身体の中に侵入する巨大な異物による痛みで発狂しながら、身体を反り返していた。

「やめろぉぉぉ…………」

アキラは、彼女の苦しむ姿が見え、思わず発砲してしまう。銃弾の一発は、モンスターの一匹に当たり、モンスターは倒れてしまう。

「グルルゥゥ………」
モンスター達は、アキラの存在に気づき、エリザに覆い被さっているモンスター以外は、アキラの方に、身体を向けると少しずつ着実に距離を詰めていく。

「アキラ……ううっ……わ、私は大丈夫だから。あなたは、あなたの任務を遂行しなさい」

「でも……」

エリザは、アキラのためにもまだ余裕な態度を見せていた。しかし、アキラは目の前の光景を受け入れることができず、不安が襲っていた。

「あなたは何のために、研究施設まで来たの?私のことよりも任務を優先しなさい」

エリザは、アキラに力強く言うと、長い銀髪の中に手を入れ、隠し持っていた小型拳銃でモンスターの隙を狙って発砲しようとする。しかし、それに気付いていたかのように、モンスターはエリザの腕を振り払っていた。

「くっ……」

「グルルゥゥアアアア……………」

「ぐっ……あ〜ん………」

モンスターは、エリザに抵抗されたことに怒りを感じたのか、雄叫びをあげるとエリザのお腹に2.3発殴るとエリザは再びを気を失っていた。

「エリザさーーーん!!ウォォォォ………許さないぞ……」

アキラは、怒りで抑えられなくなり、モンスターに向かって、ライフルで銃撃していく。アキラは確実に一体ずつ倒していく。そして、最後はエリザを襲っている一体だけとなった。

4人目

アキラは、エリザを襲っている最後の一体を倒すために、ライフルを構えながらゆっくり近付いていく。エリザに銃弾が当たる危険性があったため
、確実にモンスターだけに銃弾が当たる距離まで詰めていっていた。

あともう少しという距離で背後から邪魔に入る人物がいた。

「まさか、こんなところまで来れるとはな……」

エリザ救出に頭が一杯で、いつの間にか、背後に迫られてしまい、ライフルを奪われてしまう。

「だ、誰だ!?」

「おいおい、俺の声をもう忘れてしまったのか? 廃墟でお前を始末するために雇われた特殊部隊『ケルベロス』のファウンドだ」

「武器を返せ。早くしないとエリザさんが……」

アキラは、エリザの心配で、冷静な判断ができずにいた。その姿を見て、楽しむかのようにファウンドは、笑みを浮かべていた。

「そうだな。男同士の戦いにあの女は邪魔だな」

ファウンドは、そう言うと、懐からリモコンを取り出して、スイッチを押す。ガタガタという音がすると、シャッターが降りてきてしまい、倒れているエリザの前にシャッターが降りてしまい、助けに行くことができなくされてしまう。

「フハハハ……俺は、お前に興味を持った。あの女を助けに行きたければ、今ここで俺と戦え!!俺に勝てたら、このリモコンを渡してやる。あの女を助けに行くためには、選択肢はないはずだ……さあ、早くしないと手遅れになるぞ……」

ファウンドは、アキラから奪ったライフルを分解させると、武器は持たずに身構えていた。

「俺が勝たないとエリザさんを助けに行けない……でも、俺に勝てるのか?」

アキラは、目の前の相手にすら集中できないほど、メンタルが追い詰められてしまっていた。